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ドル安でエネルギー中心に上昇
  • MRA商品市場レポート

2024年4月24日 第2700号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「ドル安でエネルギー中心に上昇」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は非鉄金属やソフトコモディティは下落したが、その他の商品は水準を切り上げた。

欧州の製造業PMIは独とユーロで強弱まちまちながら閾値の50を下回り良好とは言えない状況で、特に価格に対する説明力が強い非鉄金属価格の押し下げ材料となった。3月中旬からのショート積み増しの巻き戻しの動きが一巡したことで利益確定の動きが強まった(詳しくは有料レポートのLME非鉄金属のコラムをご参照ください)。

しかし、米国時間に発表された米製造業PMI、改善が見込まれていたが予想外の悪化となった。発表元のS&Pは米経済はQ224に入って減速、4月は新規受注が減少し、先行きヘの不安から生産見通しが5ヵ月振りの水準に低下しており、コロナのロックダウン期を除けばリーマンショック時以来の水準で人員を削減している、と指摘している。

このことは、現在の市場参加者の米GDP見通しコンセンサス通り、米景気が秋口にかけて減速をすることを示唆している。

しかし、4月1日に発表された米ISM製造業指数は、生産と新規受注が合計で+1.2のプラス寄与となり、生産が回復する中で在庫が減少していることから、このPMIの内容とはかなり乖離がある。5月1日夜発表の米ISM製造業指数、その週末発表の雇用統計の重要性がより増したと言える。

当面はこれまで急速に後退していた米金融緩和期待がやや回復すると予想されるため、ファイナンシャルな面で価格が下支えされる商品が目立つのではないか。その一方で、景気循環系商品は需要の減速観測が需要面で価格を下押しするとみられる(結局、現状水準維持か)。

この中で、米景気・個人消費のライブ指標である今晩発表の米石油統計での出荷動向は注視する必要があろう。


本日の見通し、昨日のセクター別動向と本日の見通し、マクロ見通しのリスクシナリオ、本日のMRA's Eye、主要ニュース/エネルギー・メタル関連ニュース/主要商品騰落率/主要指数/市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
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