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【寿司魂】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

そういえば、すっかり回転鮨に行かなくなった。
というのは、美味しくないからとかそういうことではなくて
大量に食べられなくなったからなんですけど。

今、普通に食べるとよく本とかに出てくる
10貫と巻物ぐらいで本当に十分なんですよね。
頑張って15貫、って感じでしょうか。
回転鮨で食べると頑張って7皿、7種類ってことです。

ところが回らない鮨に行けば
今や1貫づつ出してくれるのが当たり前になってきているので
10種類食べられる訳ですよ。15貫食べるなら15種類。
となると、多少高くてもより美味しいところ、って話になります。

で、改めて思うことは、大学生の頃
それこそ、腹が減ってるので
お代わり自由の店にいって丼1杯ゴハンを食べ
おかずがなくなるので、そこにおいてあるソースをご飯にかけて
食べたりしてました。
バイト代が5,000円入った時に
友人と回転寿司に行こうぜっていって
2人で50皿ずつ、100貫食べたのが人生の記録でした。

と、それだけ大量に食べていた頃、に付き合っていた女性が

「ちょっとずついろいろなものを食べたい」
「幕の内弁当はむしろ好き」

ぐらいの発言をしていて、意味が分からなかったんですが
なるほど...食べられないんですね。
別に可愛い振りをして少しだけ食べてたわけじゃないんだな。
申し訳ないことをしたな。

って、50超えてから気付きましたよ。
と、最近、1人前は50歳ぐらいの人間を対象に設定されているのではないか?

って気がしてちょっと鮨について調べて見たところ
年齢を対象に決まっている訳ではなく、きちんとした背景がありました。
どうも、チコちゃんに叱られるでやっていたみたいなんですが
戦後、限られた資源を国民に配布するために
一部許可をされた店以外の飲食業の営業は禁止され
寿司屋は禁止の業種になったんだそうです。
そこで銀座の八木さんという鮨職人が

「配給される1合号の米で鮨を委託製造する」

という方法を編み出し、1合で作れる量が10貫ってことだったようです。

そう言えば、「江戸前の旬」の鱒之介親方の
若かりし日の話を書いた「寿司魂」にもこの話が出てきたような気がするな。
後で読み返してみよう。
LINEマンガで25話無料のようです。

今日は曇りですが、皆様よろしくお願いします!