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【課長島耕作】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

この休み中、久しぶりに

「課長 島耕作」

の読み直しを始めた。
と言っても、実家から出て引っ越す時に
全巻棄ててしまったので
電子書籍をオトナ買いするんですけれど。

このマンガ、私が中学生になって
スピリッツとか、モーニングとか

「ちょっと年上の男の人」

が読む雑誌を買えるようになってから
読むようになったマンガで
それなりにオトナのシーンも多く
ドキドキして読んだもんです。

で、今、改めて読んでみると
アメリカ行ったり、派閥に取り込まれたり
銀座のクラブのママを監視するように言われて
乗り込んでいくとそこのママに
逆に籠絡されたりするんですけれど
まだこのとき、島耕作は30代前半なんですよね
かなり波乱万丈の人生ですよ。
いや、実は昔もこれぐらいの年齢から
会社的には政治に巻き込まれるのがフツーだったんでしょうか。
私が昔いた銀行はこれぐらいの年齢の時に
私は退職しているんですが
ひょっとするとその頃、既に政治に巻き込まれていた同期は
結構いたりしたんでしょうかね。
私、銀行では全然本流の人間ではなかったので
寄ってくる役員さんもいませんでしたけれど(苦笑)

と、読み進めていると
島耕作は奥さんと離婚するわけですけれど
小学生ぐらいの子供がいるんですが
島耕作が30代前半であることを考えると
どうも島耕作は20代前半で結婚して
半ばで子供が生まれている計算になりますね。

今よりも結婚・出産といった一連の出来事が
10年ぐらい早い感じです。
(あ、もちろん今でも20代前半で結婚して子供を持つ方は
たくさんいらっしゃいますが)

時代、なんですよね。
このマンガ、40年ぐらい前の設定ですから。
他のシーンでもこれは感じることができるんですが

島耕作が米国の広告業界に関して上司に報告するシーンでは

「もはや米国から学ぶものはありません」

と断言するシーンもありました。
これもバブル崩壊前の時代では、当たり前だったのかもしれません。
それだけこのマンガがビジネス中心に、きちんと描かれていたことを
表しているような気がします。
(後半は完全にビジネスに軸足が置かれますが)

と、昔の時代を振り返る上で
実は非常に貴重なマンガであることに気付いたので
しばらく大人買いを続けて、社外取締役島耕作まで
読んでみようと思っています。

ところで、この頃出てくる大泉専務とか宇佐美常務とかは
実は、年齢的にはひょっとすると
今の私と同じぐらい、ってことになるのかぁ...。
出てくる役員や島耕作も含めて、ほとんど全員愛人がいるし。
ここまでギラギラしてねぇな。俺。

ということで、今日も1日、穏やかによろしくお願いします!