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【LINEの答え合わせ】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

東京カレンダーで
男と女の答え合わせ、という連載が続いている。
これ、冷静と情熱のあいだの、ショート・ショート
という位置づけで、非常に興味深い。
なるほど、男女の感覚はこういう風に違うものかと。

で。

ちょっと前に「LINEの答え合わせ」っていう連載もあった。
なんで意中の女子から既読になっても返信がこないのか?
どういうLINEの返事を書けば正解だったのか?
ってある意味テクニック系の話なんですけどね。

でも、こういうのを読んでいると
意思伝達手段は時代の流れとともに変化してるんだなぁって思いますよ。
昔は固定電話に電話して、先方の両親や家族の壁を乗り越え
意中の人とコミュニケーションが取れるようになるまでには
多くの苦難が待ち受けていた。
このハードルがないのは、大学生、ないしは社会人で
先方が一人暮らしをしている時のみ。
そういう相手がいる友人は「良いなぁ」って言われてたな、そう言えば。

LINEやメールなどの伝達手段が発達すると
若者のコミュニケーションはこちらが主体となって当然だ。
だって、ラクだから。
だけど、ラクであるが故に
シャットアウトされるケースも少なくないのではないか。

先日、たまたま親子ほども年齢が離れた女子に
この類いの話を聞く機会があった。

え?どこで聞いたかって?

それは、このメルマガをカミさんも読んでいるので内緒です。
と、軽く家族の中での混乱の火種になりそうなネタを
を自ら投入しつつ、話を先に進めます。

で。

実のところ、連絡先の交換は割と当たり前に行われるようだ。
電話番号を聞き出すだけでも苦労した昔とはエラい違いだ。
しかし、問題はその後、というのは今も昔も変わらない。
私が若い頃は、わざわざ自宅まで電話をする以上
当然その気があるよね、ってことでデートにこぎ着けることは
ここまで行けばそれほど難しくなかった(ように思う)。
しかし、連絡先の確保が容易である以上、そこから先に進むためには
実は何らかのプラスαの仕掛けが必要、ということだそうで
恐らくその通りだろう。

ここに虚々実々の駆け引きがあり
いかに行間を読ませるか、あるいは読ませないようにするか
なるほど、国語の勉強はこう言うところで役に立つのか。
息子よ、国語の勉強、もうちょっとやっとけよ、おい。

その中で「毎朝スタンプだけ送ってくる人」とかいて困った
というコメントがあった。
要は、行間を読ませたり読ませなかったりする能力がない
ないしは、読まれると多分先に進めない
というか、結局自分に自信がない

ということになるらしい。
結局その人は既読はするが返信をせず、フェードアウトしたとのこと。
それを聞いて「やっぱり対面とか電話が大事なんじゃないの?」
って確認すると

「出会い系で知り合い、LINEだけで付き合い始めた人もいます」

と聞いてちょいとビックリした。
そうか、世の中はそこまで行ったのか...
反対に「昔は手紙とか書いたりしました?」って聞かれたので
そんなに頻繁ではないけれど、
手紙が来たり返したり、はあったかなぁと回答したところ

「素敵、ロマンチック」

という反応だった。
時代はめぐり巡って過去に戻る、ということを繰返してますので
若い方でLINEが上手く使えない人は
時代を先取りして手紙、いかがでしょうか。

と、微妙にまとまったところで今日の雑感お終い。
今から昔、お世話になっていた陶芸教室の個展に行ってきます。
皆様、良い週末を!