【ブラック・ジャック】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
何年も履いてたトレパンの換えがないので
アマゾンで「トレーニングパンツ」って検索したら
たくさん、大人のトレーニングパンツを推奨されましたよ。
まだ、漏らしたことはないんですが...
さて。
忙しいときに限って
ついつい昔のマンガを読んじゃうんですが
もう何十回となくよんだブラック・ジャックを読んだ。
歳を取ってから健康診断で引っかかることが増えたため
ブラック・ジャックを読んでいると
健康診断の結果を思い出し「病気なのではないか」という
気がしてくるので、余り精神衛生上良くないんですが。
ブラック・ジャックは手塚治虫が自分の作風(少年漫画)が
これでいいのかと悩んだ挙げ句に生み出した漫画らしい。
漫画の神様手塚治虫を志す漫画家が増え
ストーリー漫画を描く人が増え
ジャンルも広がり、新進気鋭の作家も増えたため
自分が切り拓いた道を突いてくる作家達が
逆に自分を脅かし、自分の漫画が古くさくなってしまった
と悩んだらしいんですよね。
トップランナーならではの悩み、ですよね。
どんなに厳しくとも、常に最先端を走り
読者の期待に応えてきたのはものすごいことだと思います。
その後のインタビューで「描きたい話はたくさんある。
バーゲンセールしても良いぐらいある」って
コメントしていたのを見たことありますが
それを思い出すと雑感ごときでネタが...といっているようでは
全く以て作家(だったのか!?)としてはなっていない。
ぶつくさ言わずに頑張らなければ、と思うわけです。
しかし、今読み返してみてもやっぱり手塚治虫の作品は
メッセージ性が強いですね。
話の中で、大動脈に弾丸を撃ち込まれた
テロ組織の頭領を手術する話があったんですが
その頭領が多くの人に慕われているのを不思議に思った
ブラック・ジャックが「なぜあんなに慕われているのか?」
と聞くシーンがありました。
それに対して「難民救済のため正義の強盗だ」
という回答に対してブラック・ジャックが
「正義か そんなものこの世の中にありはしない」
って短く1コマ呟くシーンがありました。
この仕事をするようになってから
嫌でも国と国、武装組織同志の対立やテロの話を
素通りすることが出来なくなりましたが
いや、この1コマ、本当に重いですよ...今なら分かる。
今、中東とかイスラエルとか、ドイツやソ連の関係とか
学生の頃に大だか小だかのピピンとかどうでもいいや
リチャード3世よりもキングザウルス3世だろう、って
正直大嫌いだった世界史ですが
仕事の都合上、勉強したので昔よりは絶対詳しい。
なので、今「アドルフに告ぐ」を読むと
別の感想を持つんだろうか。
と、今日は忙しいけどまた手塚治虫を読もう、かな。
ダメダメダメダメ。
下期見通し作ります...
今日も暑いみたいですね。
皆様、くれぐれも熱中症に気をつけて、よい1日を!
さ、早くレポート書き終わったんで今から走ってこよう(大丈夫か?)