【(再)長生きクラブ-その1】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
過去のリバイバルです。
コロナ明けで旅行が再開し始め
この前空港に行きましたが乗った場所が「長生きクラブの現場」
と同じゲートだったので、再掲させてください。
基本、新しい読者の方向けのネタです。
この前国内出張で飛行機に乗った。
また飛行機ですかい、ということなかれ。
何でか知らないがいろいろおきるんですよね。
最近は新幹線が多いので、何も起きないけど。
で。
一緒に「長生きクラブ」なる老人ご一行が控えのところに溢れていた。
ぱっと見ほっておいても全然長生きしそうな人々である。
暫くすると優先搭乗の案内。
「お年寄りや、介護の必要な方、お子様をお連れの方の
優先搭乗のご案内です」
とのアナウンス。
そしたら待ってましたとばかり、老人が全員
「俺は老人だ!!」
の大合唱。
それをとめるツアコンの男性。
「すみません、団体なので優先搭乗の対象にならないんです。
暫くお待ちください」
「何を言うんだ、俺は老人だぞ!!」
「そうだッ!!」
いや、そんなに元気だったら、乗りたいと思って待っている
車椅子のおじいちゃんと、妊娠中の女性を先に乗せてあげなさいっての
と、いったやり取りがあった後、老人たちはしぶしぶ応諾。
結局優先搭乗の人が乗り終えるのを待つことになった。
で。
次にグレードの上の人々の登場になった。
ああ、そうです。
皆さんが期待しているとおりですよ。
「あいつは若いぞ!!」
「先に乗る必要があるのかッ!!」
「俺は老人だ!!」
だから、そんなに元気ならもうちょっと待ちなさいっての。
と、思っていたら分別のある老人がこういった。
「あれは、俺たちよりも高いお金を払っている人だから先に乗るんだよ」
「ああ、そうかなるほど」
って、これで収まってしまっては面白くないですわね。
(続く)