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【荒木飛呂彦】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

この前、タレントの瀧口さんが「私の本棚から」で、
荒木飛呂彦の「漫画術」を推薦していた。
私も荒木先生の大ファンなのですが
こんな本を書いてるなんて知りませんでしたよ

ということで、アマゾンで購入し、キンドルで早速読みました。

いやー、すごいですよこの本。
どうやったら売れる漫画が書けるかというハウツー本なんですが
これ、アナリストの市場分析にも使える話です。
なるほど、話が売れるわけだ。

荒木先生はこの本のなかで、マンガが売れるためには
次の基本4要素を押さえなければならないと主張している。

具体的には

「キャラクター」

「ストーリー」

「世界観」

「テーマ」

であり、それらが互いに深く影響し合っており
絵という最強のツールで統括され、セリフという言葉で補われるとしている。
いや、そうなんだろうと思いますよ。

でも、よくよく考えると商品アナリストの世界でもこの4要素は重要なんです。
例えば

「世界観(例えば今は金融緩和が実態経済と市場が乖離
そんな中で発生した米中対立が世界の秩序を変える時代)」

「キャラクター(原油や株、米中、中東諸国が登場人物ですね)」

「ストーリー(今後の展開。エピソード的な話。バーレーンと
イスラエルの国交正常化など)」

「テーマ(私の場合はリスクですかね)」

を融合して話を作るのはまさにアナリストの仕事。
特にこの中で世界観とキャラが重要としてますが
アナリストの仕事もキャラ(そこの国や市場がどのように誕生してどのように
今に至るか)を深く把握することが重要なわけです。

確かに、これさえきちんとしていれば
後は勝手にキャラが話を作ってくれるわけでして...
ちょっと先週・今週は個人的な事情で軽く凹んでいたんですが
目からうろこが30枚ぐらい落ちました。

是非、皆さんもご一読なさることをお勧めします。

あ、最近毎日やっている模写
荒木先生の絵も描いてみるか...