テレビ東京「マネーの羅針盤」に新村が出演しました。
- メディア出演
金価格動向についてコメントしています。
今年はドル建ての価格は1.生産コスト、2.株価の先行き不安定さが増していること、3.その一方で積極的に金を買う理由もないこと、から現状レンジで推移すると見ています。
ですが、日本はアベノミクス・クロダノミクスで円安トレンド。このままコストプッシュ型のインフレを志向して、物価上昇率2.0%を達成しようとすると為替をさらに円安にせざるを得ず、為替は115円~120円になってもおかしくありません。こうした為替要因が「円建て」金価格を上昇させると予想されます。
しかし今年は選挙年でもあり、ECBによる銀行監督一元化に伴う資産査定の強化、といった政治的なイベントが相次ぎ、結果的に「リスクオン・リスクオフ」相場になりがちです。
その局面では、基本的に円安トレンドではあるものの、為替がリスクオフで急速に円高に振れるリスクも残存します。
これはエネルギー価格においても同じですが、今年の円建て商品価格は、非常に振れ幅の大きな展開になると予想されます。
エネルギーに関しては今日、共演させていただきました法政大学の下斗米先生のご専門である、「ロシア」は中東情勢も含めて意外に重要なキーワードになる可能性があります。