CONTENTSコンテンツ

【天候デリバティブの会】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

久しぶりに「天候デリバティブの会」の集まりがあった。
私がいわゆるデリバティブの商品開発&販売から
コモディティ関連専担になった時に担当した商品で
正直全くやりたくなかったんですが
会社からの指示でしぶしぶやってたんですよね。

でも。

やる以上はちゃんとやらなければと思いまして
いろいろ調べて考えたんですが
結局取引増えないと市場としてはダメな訳です。

これはその他の金融市場と同様、その取引の認知度を
上げなければ取引自体が増えないんですよね。
今、金の認知度が上がってみんな金に投資している時代ですが
これも認知度の問題だと思っています。

それと、日本の場合春夏秋冬
季節の変化に合わせてビジネスが成立しているため
天候デリバティブを導入してもリスクのサイドが同じで
取引が成立し難いんですよね。
例えば雨だって、降られたら困る人は多いですが
降られて得をするのは、ものすごく強いて言えば発電会社ぐらいのもので
でも、雨が降ったから得をするか?といえばそういう訳でもないし。

となると、保険的な扱われ方しかしなくなるので
投資家を増やして流動性を増やさないと...

といった諸々のことを考えて、本まで書いたんですよね。

スゲぇ。評価星1つ(笑)

この時に一緒に本を書いた連中の集まりなんですよね。
定期的に「天候デリバティブの会」なんてやっていた
幹事の集まりなんですけれどね。

今から思うとすごいんですが、天候デリバティブの会は
若かりし頃の三菱の亀澤さんも1回だけ
参加してくださったような気が...(違ってたらすみません)

今、もうこの仕事をしているメンバーはおらず
辛うじて私が多少関わっている程度なんですけれど
毎年1回、みんなで集まって
近況報告とか、昔話をするのは本当に楽しかったりします。
と、思うとしぶしぶやってましたが、やって良かったな、と。
嫌なことも取り敢えずはやってみる努力はするべきだな。

あの頃やってたみんなは今、どうしてるんだろうか?
弊社フェローの檜垣も天候デリバティブをやっていたんですよね。
ちなみにですけれども。

来年以降もずっと続くことを祈ってますが
結局、幹事をしてくれている人のおかげ、なんですよね(感謝)

さぁ、今年も後2週間とちょっと。
皆さんも忘年会でハメを外し過ぎないように!

今日も1日、よろしくお願いします!