景気循環系商品戻り売り
- MRA商品市場レポート
2024年4月23日 第2699号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「景気循環系商品戻り売り」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は農畜産品セクターが堅調な推移となったが、いわゆる景気循環系商品は軒並み水準を切下げる動きとなった。
昨日は特段予定されていた手掛かり材料の発表が少ない日だったが、年初から上昇していた期待インフレ率が原油価格の下落を受けてやや上げ幅を削ったことで、総じてインフレ資産が売られる流れとなった。
しかし、よりインフレ資産価格に対する説明力が高い10年実質金利は、長期金利の低下を受けて低下しており、このことが結果的にインフレ資産価格を支えている状況。
現時点で市場参加者は、景気の方向性(本当に底入れしたのか)、FRBが期待しているほど低下していないインフレが、CPIは底堅いがより注視しているPCE価格指数で低下していないか、ということに注目している。
この2つに焦点を絞った場合、4通りの展開が考えられる。
1.景気が底入れし、インフレが沈静化していない場合
2.景気が底入れし、インフレが沈静化している場合
3.景気が底入れしておらず、インフレが沈静化していない場合
4.景気が底入れしておらず、インフレが沈静化している場合
◆本日のMRA's Eye
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