【恋愛小説】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
友人の友達が書いた本をオススメされて読んでみた。
近く、取り壊されるシェアハウスに住む
20代後半の女性の生活や恋愛模様を描いた作品で
登場する女性(4人出てくる)各々の視点で
平行してこの共同生活が描かれていきます。
このコラムで書いている通り
私、本を1冊読み切るのは本当に苦手なんですけれど
この作品は分量もほどほどだったので読めました。
昔から文学的な難解な表現が
多用されている本は本当に読めないんですよね。
難解な表現を、豊かな表現と
本を読むのが好きな人は言うんでしょうけれど
特に外国のこの類いの本は文と文の間に
ダッシュがついて全然関係ない比喩表現が入ったり
全然違う話の例文を持ち込んでくるので
なおさらよく分からないんですよね。
原文を読むと、「ああそうか」ってなるんですけれど。
でも、この小説は一文一文が短いので
登場人物の感情がすっと頭に入りました。
いや、フツーの人間だったら金田一少年みたいに
「いや、何か別の理由があるはず。考えろ、考えろ」
なんて考えながら生きている人なんて恐らくいないので
この、短い一文を多用して感情を表現している方が
より自然な感情なんじゃないかと思いました。
小さい感情の積み上げが、感情の変化をもたらしていると言いますか。
私も書いているレポート、金田一少年じゃないので
短い文章の積み上げで作成してるんですよね。
でもこの本の書評では、「表現が稚拙」だが
処女作としては及第点、って書き込んでいる人がいたりしましたが
いや、自分は書けないよこれ、って思いました。
言うは易く行うは難し。
と、人の文章やその論評に対してを偉そうに論評してますが
自分の雑感を読み返してみると
50のおっさんが書いてる割には文章が稚拙で
かつ、ウルトラマンやスターウォーズ
食べた美味しいものとか生まれてすみません的な話ばかり
書いていることに気付くと
これでいいのか、と夕日に向かって考えたくなりましたよ。
嗚呼。
新年、今日から私は仕事初めなんですが
既にどんよりしてきました...
でも、今日は東京は良い天気ですね!
今年も1年、よろしくお願いします!