【硬水軟水】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
この前とあるお客さんと夕飯ご一緒したんですけど
「日本酒は軟水で造るのが難しい」
らしいんですよね。
え、考えたことなかったんですけど。
ってか、どう違うんでしたっけ、これって。
いや、理科系なんですけどそもそも軟水と硬水って
何が違うんでしたっけ?
ということで、Google先生に聞いてみましたよ。
どうもですね、WHOの基準ではカルシウム、マグネシウムなどの
天然ミネラル分が1リットル当たり120以上のものを硬水
それ以外を軟水、と呼ぶらしいです。
で、水としての味わいは、軟水が口当たりが良く飲みやすく
硬水の方はミネラル分が多いので体にいいとか、そんな感じみたいです。
で、日本の水は95%が軟水らしいですよ。
え、だったら基本的に日本酒は軟水なんじゃないの?
って話になるわけですが、これも調べて見ると
超有名な灘とか伏見は基本的に硬水で作っていたらしいです。
で「三浦仙三郎」って広島の醸造家が
灘とか伏見の酒を飲んだ時にそのレベルの差が
水の種類によってもたらされることを発見
醸造法を見直ししたみたいです。
なるほど。それで広島は3大銘醸に数えられるのか。
え。
でも、新潟とかもっと作ってると思うんですけど。
ちょろっとネットで調べると、上杉謙信が居た頃から酒造りを始めた
吉乃川って会社があるみたいで、歴史は本当に古いんですけど。
確かに、子供の頃の社会科の授業では灘とか伏見とかは
酒を造ってるって認識はあったんですけど
個人的には新潟の方が印象強いんですよね。
生産量は1位が圧倒的に兵庫、2位が京都ですが
3位が新潟なんですよね。なるほど、そのせいか。
でも、八海山とか、越乃寒梅とかって新潟のお酒ですよね?
で、調べて見ると雪解け水で作るのでミネラルが少ない軟水らしい。
え、三浦仙三郎がレベルの差を感じた軟水だと
美味しいのを作れないってことになるの?
と、思ってさらに調べて見ると、ミネラルが豊富で濃くてどっしりした
味わいのものが昔は好まれましたが
今は時代の移り変わりでスッキリした淡麗辛口の方が人気になったので
新潟のお酒の人気が盛り上がったんだとか。
なるほどなぁ。
水と米だけで作るアルコールですが奥が深い。
と、明日はモーサテなので今日は日本酒を飲まずに寝ます。
皆様、本日もよろしくお願いします!