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【(再)飛行機に乗るとツイてない-その1】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

いやぁ、私はやりたくなかったんですが
昔の「飛行機シリーズ」を再掲してくれ、という依頼がありまして
またちょっとリバイバルさせてもらいます。

ずいぶん昔のことだけど、生まれて初めて1人で出張したときのこと。 
神戸に行く予定だったんですよね。2日間で。 
実のところ飛行機で行く出張も初めてであった。

で。

通常国内出張するときって、浜松町でチェックインしますよね。 
朝一の飛行機、と言うこともあってとにかく浜町町で
チェックインしないと間に合わない、という感じであった。 
なので、迷わず浜松町でチェックイン。

デキるサラリーマン 
セールスマンの鑑

たかだか浜松町でチェックインしただけなのであるが、
何せ初めての飛行機での出張である。 
その行為が自分自身を今までに無い
高みに押し上げたような感じがあった。

無事、羽田空港に到着、手荷物検査の為のゲートに進んだところ
係の人に

「お客様、搭乗券はどこでしょうか?」 
「え?これじゃないんですか?」 
「それはただの予約の確認票ですよ」

Σ( ̄ロ ̄lll) ええッ!!

なンですとッ!?!? 
あわててチェックインカウンターに行く私。 
美人のお姉さん(グランドホステス。以下GH)が優しく質問してくる。

GH「どうなさいました?」 
私「あの、ですね、浜松町のチェックインで飛行機の搭乗券が、あの、えと、そのですね」

相当しどろもどろである。何せ、出発まで後10分ちょっとしかない。

GH「予約票を見せていただいても良いですか?」 

人間不思議なもので、こうなるとなんとなく安心してしまう。 
なにせ、これだけやさしいお姉さんがチェックしてくれる、
と言っているんだから。

GH「もうだめですね。この飛行機にはお乗り頂けません(きっぱり)」

Σ( ̄ロ ̄lll) ええッ(再び)!!

私「え!!浜松町でチェックインしたんですよ!?ちゃんと」 
GH「いえ。チェックインいただいていませんね(きっぱり)」 
私「じゃあ、今から手続きしてくださいよ」 
GH「いえ。お客様がお乗りにならない、ということでしたの重量の調整が終了しているのです(きっぱり)」 
私「え、俺、荷物も含めて65キロぐらいだよ。何とかしてよ」 
GH「そういう問題ではないのです。なんとも出来ません(きっぱり)」

...あっそう。 
こんなに可愛い顔して、きっと今までチヤホヤされてきたんだろッ!!
だから人に冷たいんだッ!! 今に見てろッ!!

って、おいおい。自分の責任でしょ。
今に見てろッ!!って言われてもねぇ。

って、このときはちっとも思わないわけですよ。
後で分かったことなのだが、浜松町でチェックインした「つもり」になっていただけで
チェックインが済んでいれば、そこで搭乗券が出てくるはずなのだ。
その後何回も飛行機で出張しているが
浜松町でチケットを受け取らなかったことはない。

ま、乗れません、といわれても仕方ない状況だったのである。
100%自分の責任。しかし、こちらは初めての出張。初めての飛行機。

で、ある。 
とにかく大パニックであった。
で、これからどうしよう...
(続く)