EXAMPLES事 例

MRAヘッジプログラム

製造業、電力・ガス

こんにちは。MRA大崎です。

弊社にお問い合わせ頂くお客様のお悩みで最も多いものは、市場価格リスクにともなう「(中期経営計画や計画予算に対する)調達コストや全社収支(利益)の未達」に関連するものです。

例えば、
・「調達価格のリスク(振れ幅)が大きくて、来期の計画予算が立てられない…
・「調達価格が計画予算を上回ってしまい、修正しなくてはならない…(どうしよう…)
・「立てた計画予算に対してどのように値決め(ヘッジ)をしていけば良いのか?
これらのお題はいずれも、創業以来弊社がお客様とともに最も力を入れて取り組んできた分野のひとつです。

このお題に対する回答として、
・「調達価格の見通しの精度を高める(ようにする)」
・「計画数量の(ざっくり)1/3をヘッジする」
というような内容がパッと頭によぎりますが、残念ながらこれらは「計画予算の達成確度を向上」させ、冒頭のお悩みに対する抜本的な解決策にはなりません。

我々が長年の取組によって辿り着いた有効な解決策は、調達期限から遡ってフェーズを3つに分け、各フェーズに明確な「目的」と「ミッション」を持たせて「値決め(ヘッジ)」や「計画予算の策定」を実施していきます。これで、「計画予算の達成確率の向上」や「収支の安定化」を狙うことができます。

内容


 

導入の効果


◆計画予算達成確率の大幅な向上
①実現可能性の高い計画予算の策定
計画予算の達成確率を大幅に向上させる為の1つ目の鍵は、「実現可能性の高い計画予算を策定する」ことです。来期の調達価格の予見性を向上させる為に、計画予算の策定開始まで(フェーズⅠ)に、自社の経営環境や調達品の市場価格リスクを考慮しながら予め一定程度ヘッジ数量を積み上げておきます。当然、その過程においては高値掴みを回避する為のあらゆる工夫をほどこしながらヘッジを実施していきます。
②計画予算達成に必要なヘッジ数量の算定と実施
どれだけ「実現可能性の高い計画予算を策定」できたとしても、計画数量に対する値決め(ヘッジ)の積み上げが不十分な場合、市場価格が想定よりも大きく上昇すると計画予算の達成は困難となります。それではと、現在の市場価格が計画予算内だからといって、いきおい計画数量全量をヘッジしてしまうと、ヘッジ後、市場価格が急落した際の(スポット価格対比での)高値掴みオーバーヘッジ(※実際の調達数量をヘッジ数量が上回ること)のリスクを高めてしまいます。計画予算の達成確率を向上させる為の2つ目の鍵は、「過不足のないヘッジ数量の積み上げ」です。弊社特許技術によりこの「最低限必要な過不足無いヘッジ数量」の算出は可能であり、その水準までヘッジ数量を積み上げることで計画予算達成の確度は大幅に向上します。
◆損益分岐点(管理会計上)や社内仕切りレートの修正リスクを抑制
来期の調達価格の予見性が高まった状態で計画予算を策定することで、管理会計上の「損益分岐点」や、営業サイドと調達・資材サイドとを橋渡しする「社内仕切りレート」の修正リスクを抑制することができます。
◆収支(利益)の安定化
中期経営や計画予算達成確率の大幅な向上は、全社収支(利益)の安定化に直結します。

弊社サポート内容


  • ヘッジ体制構築サポート
  • リスク分析(定性・定量)の提供
  • ヘッジ方針会議(定例)の実施