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コロナ影響拡大と株価下落で総じて軟調
  • MRA商品市場レポート

2020年4月2日 第1718号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「コロナ影響拡大と株価下落で総じて軟調」

【昨日と本日の各セクターショートコメント】

◆エネルギー:原油価格は上昇した。米石油統計は弱気な内容だったが、米統計が市場予想ほど悪くなかったことや減産観測が材料となった。本日は米週間新規失業保険申請件数増加で軟調な推移を予想。

◆非鉄金属:前日の上昇からの反動で大幅な下落。欧米の減速による中国の輸出減少観測が価格を下押し。本日は昨日の下げ幅が大きかったことから一旦買戻しが入ると考えると、世界的な需要減少観測根強く低水準でもみ合い。

◆鉄鋼原料:下落。鉄鋼業PMIが国内企業の回復の遅れを意識させたことや鉄鋼製品価格の下落が材料。本日は全日の下げ大きく買戻しが入ると見るが、中国の製造業の稼働が再開してはいるものの戻りが緩慢であること、鉄鋼製品在庫の水準の高さから頭重い。

◆貴金属:株価の下落を受けて金は買戻しで上昇、銀・プラチナはドル高の進行もあって結局前日比マイナス、株安でパラジウムは下落した。本日は株価が軟調推移していることもあって金銀は堅調、PGMは生産減少と金銀価格の上昇も、株価軟調で上値重い。

◆穀物:下落。米石油統計でのエタノール在庫の急増・生産急減を受けたトウモロコシ価格の下落につれた。昨日の下げ大きく買戻しも、米エネルギー市場の低迷を受けたトウモロコシ価格の下落で総じて軟調。

※より詳細な説明は以下をご参照ください。

市場データ・グラフ類の添付ファイルのサンプルはこちら。

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、総じて軟調な推移となった。四半期末を越えたリスク回避の動きの弱まりから一旦買戻し、その後下落という流れを予想していたが、ほぼその通りの流れとなった。

各国のPMIや米ISM製造業指数がさほど悪くなかったことで買戻しが強まるのでは、との見方もあったが前月からの商況の変化をヒアリングする統計であり、水準急変時にはあまり指標として参考にならないことから、むしろ世界的なロックダウンの動きを受けて水準を切り下げた。

もう少し買戻しが入るかと思っていたが、弊社が重要としてウォッチしている70銘柄中、11銘柄しか上昇しなかった。

上昇したといってもエネルギーは売られすぎからの買戻しであり、納得できる(ある程度経済環境を反映して)上昇となったのは貴金属の一角と債券程度だった。

※レポートのお申込みはこちらから
https://marketrisk.jp/news-contents/news/3592.html

※WTI・Brent原油の期間構造
https://marketrisk.jp/news-contents/contents/8377.html

※新型コロナウイルスの新規感染者数
https://marketrisk.jp/news-contents/contents/8925.html

【本日の価格見通し総括】

本日もコロナウイルスの影響拡大に伴う経済活動の強制停止の動きが拡大していることから、本日も総じて軟調な推移になると考える。コロナウイルスの影響拡大が企業業績に影響を及ぼし、破綻するところが出始めるのもこれからだろう。

本日予定されている統計で最も注目しているのが、米週間新規失業保険申請件数。もっとも速報性があるためだ。市場予想は370万件(前週328万3,000件)と、高い水準を維持する見込みで、景気循環銘柄価格の上昇要因となるだろう。

トランプ大統領は株価の下落と、経済停滞による支持率の低下を意識してか対策を乱発している。意味のあるものもあれば、ないもの(今打ったとしても効果のひくい、景気刺激策など)もある。各国為政者が支持率維持のために、冷静な判断ができていないケースも多く、市場の混乱要因となる。

【昨日の世界経済・市場動向のトピックス】

4月発表の日銀短観はすべての規模で景況感が悪化。7年ぶりに大企業製造業の景況感がマイナスとなった。

循環的な景気減速に、消費税上げの影響とオリンピック向け需要の減少でそもそも景気が減速する中で、コロナウイルスの影響による経済活動の強制停止や、OPECショックによる株急落が消費マインドをさらに冷え込ませたため。

しかし残念なことに、今回の短観の回答基準日は3月11日であり、かつ、アンケート期間が2月25日~3月31日と非常に長く、コロナウイルスやOPECショックの影響、欧米のロックダウンの影響が十分に織り込まれていない。

そのため、さらにこの状態から悪化する可能性は高い。特に、自動車や機械などの欧米への輸出比率が高い商品の先行きの落ち込みが限定されていることは、この減速を十分に織り込んでいない可能性が高いことを示唆するものだ。

オリンピック延期決定で非製造業の対人サービス部門が悪化する可能性は高く、当面厳しい状況が続くものと思料される。

また懸念されるのは製造業全てで営業・販売設備の需給が、「不足」から「過剰」に転じていること。今後、省力化投資も進んでいるサービス業でもこの流れが強まることは必至の情勢だ。

特に、いつまでコロナウイルスの影響が継続するか分からないが、ネガティブな意味での省力化投資(人を必要としない販売体制の構築)が増加する可能性もある。

日銀短観の中で、弊社は常々、「大企業製造業需給判断DI」と「大企業製造販売価格DI」は、景気動向を占う上で重要、と指摘してきた。

これらの数値が「水面上に出ると」そこは景気のピークであり、仕入れ価格DIが高騰している局面だと、その後急速に景気が悪化する。

つまり、販売価格DIが上昇すると企業の「増産バイアス」がかかるが、直ちに増産ができるわけではない。かつ、「●●の在庫はないか?」とヒアリングを複数の企業にするため、必要以上に増産されてしまい、在庫が増加(景気減速)ということが起きるのだ。

コロナとOPECショックの影響が喧伝されているが、循環的にもピークを打ったのは一昨年の秋から年末にかけてだろう。その減速トレンドの中で消費税上げ、コロナショック、オリンピック延期、株安、という四重苦が重なった。

反転の必要条件がコロナウイルスの終息であることは間違いがないが、昨日のこのコラムで指摘したように、「ポスト・コロナ」ではなく「ウィズ・コロナ」を考えなければならないかもしれない。

【景気循環銘柄共通の価格変動要因整理】

(マクロ要因)

・各国のPMI・ISMなどのマインド系指標の減速。

中国の製造業・非製造業PMIは大幅な改善となったが、アンケートの取り方が「前月からの商況の変化」であるため、これを額面通りは評価し難い。もう数ヵ月この統計を見ていく必要があるだろう。

それ以上に、今後発表される欧米のPMIの悪化度合いに注目したい。

・世界景気の減速観測。IMFは2020年の経済見通しを引き下げ(+3.4%→+3.3%)ているが、コロナウイルスの感染拡大でさらに改定される見通しでは2019年(2.9%)を下回り、リセッション入りする可能性は高まっている。

・FRBは合計で▲150bpの緊急利下げと、ドル需要ひっ迫の状況を緩和するための無制限の量的緩和も実施、米国の持っていた金融緩和のカードはほとんどなくなった。徐々に金融面での価格下支え効果は薄れる見込み。

・景気減速を受けた、各国政府・中銀の財政政策・金融緩和は価格の上昇要因(Q319の中国GDPは前年比+6.2%、前期+6.3%と1992年の統計発表以来の低水準となり、減速懸念が再び意識されている)。

※一方、鉱工業生産や固定資産投資などは政府の対策の影響が徐々に顕在化している形。

・2018年からインドが人口ボーナス期入りしており、構造的な需要の増加が見込めることは中長期的な価格の上昇要因。

(特殊要因)

・中国の新型肺炎の世界的な感染拡大(パンデミックリスクの顕在化)を受けた世界的な経済活動の鈍化(景気循環系商品価格の下落要因)。

・米中が通商面で再び対立(国営企業への補助禁止、人権面、知的財産権など)する可能性はあり、さらに新型肺炎問題が終息したのちに、ウイルス問題を受けて対立が激化する可能性も排除できず。

・欧州の政治混乱(伊仏の対立、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化、トルコの景気減速など)によるリスク回避の動きの強まり(下落要因)。

・中東情勢が再度緊迫化し、域内景気への悪影響への懸念(下落要因)。可能性は低いが、イランと米国の散発的な衝突は続き、軍事衝突懸念が再びつよまる可能性があることは排除できず。

・英国のEU離脱が無秩序なものになるリスク。今後は2020年12月末の移行期間までに条件で合意ができるか否か。場合によっては、ハードブレグジットの可能性も。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速(下落要因)。

(投機・投資要因)

・コロナウイルスの影響拡大によるリスク回避の株安が、景気循環系商品価格にマイナスの影響を与える場合。

・コロナウイルス対策のために大量に投入された資金が、コロナウイルス終息後にリスク資産買いに走り、暴騰するリスク。

◆昨日の商品市場(個別)の総括


---≪エネルギー≫---

【原油市場動向総括】

昨日の原油価格は上昇した。OPECプラス諸国の増産が始まったが、原油価格の下落で一部のシェールオイル生産者が破産したこと、IEAが現在の価格水準だと▲500万バレルの生産が消失する、としたこと、米統計が市場予想ほど悪化しなかったことが材料視された。

なお、石油統計はディスティレートを除き、非常に弱気な内容。特にガソリン出荷が前年比▲5.9%と急減速したことは、今後の米石油需要の減速を強く意識させる内容だった。

【原油価格見通し】

原油価格は軟調な推移になると考える。4月に入ってサウジアラビアをはじめとする産油国の増産が始まること、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたロックダウンの動きが欧米で拡大、需要の減少観測が根強いことが背景。

また、IMFは今月発表予定の経済見通しで、2020年の成長見通しを下方修正することは確実であり、このことも価格を下押しするだろう。

ただし、四半期末を控えたドル資金の確保に伴う換金売り圧力が弱まったことや、価格下落による一部生産者の破綻や、コロナウイルスの影響に伴う生産の減少(感染拡大防止のためのシェール企業の掘削停止など)から、下げ幅も限定されると考える。

やや中期的には、コロナウイルスの感染拡大がQ220のどこか(おそらく後半)で終息すると一般的に期待されていることから、年末にかけて水準を切り上げる展開になると予想される。ただ、OPECプラスの増産合戦もあるため、上昇余地も限られると考える。

よくわからないのが、各国政府・中央銀行が財政・金融政策の大盤振る舞いをしている点。これによって株が急騰する可能性はあり、その場合エネルギーセクターにもリバランスの買いが入るため、かなりな上昇圧力となる可能性がある。

株価の急騰は再び実態経済と、株価の顕著な乖離をもたらすため、その後のリスク資産価格を乱高下させる要因となるため要注意だ。

逆に、先進国中央銀行は持てる政策をすべて使ってしまったため、さらなる事態の悪化があった場合、打てる手段はほとんどないことはリスクだろう。

この状況でも米国とイランの対立は続いている。米国はイランに対してコロナ対策支援を申し出ているが、イランは今までの経緯もあってこれを拒否しているため、緊張状態は続くと予想する。

しかし、大統領選挙を控える米国・イランが国内の窮状を受けて歩み寄る可能性はあり得る(実際、米国側から人道的な理由でイランに対する制裁を緩和する動きが見られている)。

ただ、サウジアラビアが始めた増産合戦の影響で、しばらく原油価格が低迷する可能性は高く、さらにコロナウイルスの感染拡大と、それを受けた食品価格の高騰(特に小麦)は、域内の対政権不満を高めることになる。

感染拡大中の暴動はないと見るが、終息後に政権への不満が爆発する可能性があり、その場合は顕著な供給リスクとなるだろう。

【石炭市場動向総括】

石炭先物市場は下落した。中国の企業活動の回復が始まっているものの、中国の主要消費者である電力会社の在庫水準が高いことや、景気の回復ペースは緩やかなものになるとの見方から。

【石炭価格見通し】

石炭価格は中国の輸入再開もあり、水準を切り上げる展開になると予想する。ただし経済活動が本格的に回復するには時間が掛ることから、上昇余地も限定されると考える。

石炭市場は環境規制の強化トレンドもあって、今後供給が減っていく可能性が高い一方、直ちに石炭火力からLNGやその他の再生可能エネルギーにシフトすることも難しく、しばらくは高止まりすることになるだろう。

結果的に価格変動性は低く、代表銘柄であるNEWCやAPI Coalの変動性は歴史的に見ても極めて低い状況。

このように、石炭市場の流動性が低下していくことが予想されることから、投機資金がさほど入っていないと見られ、需給を反映した価格動向となりやすい。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・OPECプラスの増産が開始された。価格急落で早晩減産が再開されると見るが、2014年の第1次OPECショックの時と同様、長期化した場合(価格下落要因)。

・産油国の財政悪化による上流投資部門投資の減速は、インドなどの新興国需要顕在化時の価格上昇要因。

・EV普及による需要の伸び鈍化を、軽量化目的の樹脂向け需要増加が相殺(世界の需要が減少を始めるのは2050年頃からか)。

・世界的な石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。価格上昇要因(石炭)。

・競合燃料である天然ガス・LNG価格が供給過剰で低迷、石炭価格の下落要因。

(特殊要因)

・原油価格下落とコロナウイルス感染拡大による治安悪化が、中東情勢を悪化させ供給リスクにつながる場合。

・シリアイドリブ県を巡る、トルコとシリアの武力衝突懸念(中東の不安定化による供給懸念と、難民流入による南欧州の景況感悪化)。

(投機・投資要因)

・WTIはロング・ショートとも減少、価格急落でショートの買戻し圧力が強く、ショートの解消による買戻しが大きかった。

Brentはサウジ・ロシアの増産観測と域内景気の減速懸念からロングが減少、ショートが増加している。

ポジションが増加しているのは、ある意味「ドル資産確保」の動きから一歩踏み出しているともいえ、市場参加者は少し落ち着きを取り戻しているのかもしれない。

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

WTIはロングが578,366枚(前週比 +5,547枚)ショートが142,353枚(+9,771枚)ネットロングは436,013枚(▲4,224枚)

Brentはロングが212,047枚(前週比▲35,476枚)ショートが154,955枚(▲14,063枚)ネットロングは57,092枚(▲21,413枚)

---≪LME非鉄金属≫---

【非鉄金属市場動向総括】

LME非鉄金属価格は下落した。前日の上げ幅が大きかったことでアジア時間から軟調な推移となり、ドル高が進行する局面で水準をさらに切り下げる動きとなった。

ただし生産者がコロナウイルスの影響で鉱山の稼働を停止させる動きが強まっており、下げ幅も限定された。

【非鉄金属価格見通し】

非鉄金属価格は、コロナウイルスの感染拡大防止のためのロックダウンの動きが強まる中、需要が低迷すること、同様に生産側にも影響が出ており、供給減少の動きが加速していることから軟調地合いながらも底堅い推移になると予想する。

3月の中国製造業PMIは52.0(前月35.7)と大幅な改善となり、好不況の閾値である50を回復した。しかしこの調査は前月と比較した場合の商況をヒアリングするものであり、今回のような「不連続な事象」が発生した場合、単月の結果を以て判断するのが難しい。

内訳を見てみると、生産活動が回復(27.8→54.1)、新規受注も回復しているが(29.3→52.0)、輸出新規受注の回復が緩慢であることを勘案すると(28.7→46.4)、やはり国内向けの回復によるものとみられる。

銅製品生産者の3月の稼働状況は、銅線生産者が75.8%(前月34.7%、過去4年平均 82.9%)、銅棒生産者が53.6%(25.9%、75.3%)、銅板生産者 32.6%(59.8%、74.4%)、銅管生産者が76.9%(39.1%、83.3%)と急速に回復している。

ただし、中国製品の輸出先である欧米が経済停止の状態であり、今後の回復は緩慢なものになるだろう。

一方で、供給面にも明確な影響が出ており、価格の下値も限定されると考えられる。Bloombergの調査では、新型コロナウイルスが生産に影響を与えるとした銅生産者は全体の17%に達し、これにEscondida鉱山やSpence鉱山も加わった場合、24%に達すると見られている。亜鉛も同様に影響を受けるが10%程度の供給が影響を受けると見られている。

中期的には、コロナウイルスの感染拡大がQ220のどこか(おそらく後半)で終息すると一般的に期待されていることから、年末にかけて水準を切り上げる展開になると予想される。

この際のリスクは、各国政府・中央銀行が財政・金融政策の大盤振る舞いをしている点。これによって株が急騰する可能性はあり、非鉄金属セクターは投機の売りポジションが増加しているため、リバランスの買いが価格を急速に押し上げる可能性があることだ。

逆に、先進国中央銀行は持てる政策をすべて使ってしまったため、さらなる事態の悪化があった場合、打てる手段はほとんどないことはリスクだろう。

長期的には環境面に配慮した「省エネ金属」需要が高まることから非鉄金属価格は上昇すると予想される。

具体例を挙げると、社会インフラとしてのバッテリー向け、電気自動車に使用される金属が対象となる(銅、アルミ、ニッケル、リチウム、コバルトなど)。

再び非鉄金属が持続的な上昇に転じるのは、インドの構造的な需要が顕在化するタイミングになるだろうが、中国が1994年に人口ボーナス期入りし、非鉄金属価格が上昇を始めたのが2000年頃からであることを考えると、2023~2024年頃になるのではないか。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・1-2月期中国工業生産は前年比▲13.5%(1-12月期+6.9%)と大幅に減速(フロー需要の減少=価格の下落要因)。

・1-2月期中国固定資産投資は前年比▲24.5%の3兆3,323億元(1-12月期+5.4%の55兆1,478億元)と減速。公的部門は▲23.1%(+6.8%)と大幅に減速、民間部門も▲26.4%(+4.7%)と大幅な減速となった(ストック需要の減少=価格の下落要因)。

・1-2月期中国不動産開発投資は前年比▲16.3%の1兆115億元(1-12月期+9.9%の13兆2,194億元)と減速(ストック需要の減少=価格の下落要因)。

・1-2月の中国の銅地金・製品の輸入量は2ヵ月で85万トン(前月53万トン)と前年比で+7.2%と増加、銅鉱石・精鉱 377万トン(198万トン)と前年比▲1.2%と小幅な減少となった。

・環境規制の強化で特殊需要が増加する(軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルトなど)

・中国の環境規制強化に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。

・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。

・亜鉛の精錬キャパシティ不足に伴う需給のタイト化。ただしTCが低下を始めており、徐々に需給は緩和方向へ。

・環境規制強化・米制裁の影響による石炭価格上昇が、中国の非鉄金属製造コストを高止まりさせる場合。

・インドをはじめとする新興国の構造的な需要増加(中長期的な要因)。

(特殊要因)

・米国が中国に対する人権問題(香港・新疆ウイグル自治区問題)を強めた場合、再び通商問題が議題に上がる場合(価格の下落要因)。

・環境問題や人権問題(コンフリクト・メタルの問題)を背景とする鉱山供給の減少。

・資源ナショナリズムの高まり。インドネシアのニッケル未処理鉱石禁輸措置再開(銅とボーキサイトは2022年から実施の予定)。

・インドとパキスタンの対立が武力衝突に発展、インドの人種差別問題が反政府行動に繋がり、インドが人口ボーナス期の成長メリットを生かせない場合(下落要因)

(投機・投資要因)

・3月27日付のLMEロング・ショートポジションは、すべてのロング・ショートが減少しており、ポジション解消の動きが強まる形となった。

3月末の決算を睨んだポジション調整に、ドル資金調達の動きが強まったことが背景。

投機筋のLME+CME銅ネット買い越し金額は▲56.0億ドル(前週▲66.7億ドル)と売り越し幅を縮小した。ポジション解消取引の結果、ショートの買戻し圧力の方が大きかったためと見られる。売り越し額の減少率は▲16.0%。

買い越し枚数はトン数換算ベースで▲2,294千トン(前週▲2,038千トン)と銅・アルミ・錫は売り越し幅が増加したが、その他は買戻しが入った。ネット売り越しの減少率は▲7.5%。

---≪鉄鋼原料≫---

【鉄鋼原料市場動向総括】

中国向け海上輸送鉄鉱石スワップは下落、原料炭スワップ先物は下落、中国鉄鋼製品先物価格は下落した。

中国の鉄鋼業PMIは中国の国内企業の操業回復の遅れを示唆、鉄鋼製品価格の下落もあって鉄鉱石価格も水準を切り下げた。

【鉄鋼原料価格見通し】

鉄鉱石価格は、中国の工場の稼働再開と、生産国がコロナウイルス対策の影響で鉱山の稼働を停止したり、輸送を停止したりということが顕在化し始めていることが価格を押し上げるものの、景気が減速する可能性の方が強く意識されているためどちらかといえば軟調な推移となりやすい。

しかし生産・需要の両要因が拮抗することから、現状水準でもみ合うものと考える。

またこれに加えて、中国の鉄鋼製品の在庫積み上がりが顕著で、今後鉄鋼向けの需要は減速すると見られることから、徐々に水準を切り下げる展開になると予想される。

ただし、中国河北省の高炉稼働率は3月27日時点で74.4%(前週73.7%)と上昇を続けており、中国の工場稼働が加速していることが伺える。

3月の中国鉄鋼業PMIは42.2と前月の36.6から大幅に改善した。しかし、生産が回復したことと(31.3→39.3)、原材料在庫が積み上がったこと(29.2→44.9)によるものであり、受注は国内は改善したがむしろ海外向けは減速している(新規受注 32.7→38.5、輸出新規受注 42.5→27.3)。

今後、中国以外の国でコロナウイルスの影響が拡大することを考えると、鉄鋼業の景況感の回復にはやはり時間がかかることになるだろう。メインシナリオは夏の終わりごろからの回復が予想される。

Valeの生産が増加する見込みであり、コロナウイルスの影響が終息すればそれが本格化するとみられることから、鉄鉱石価格の見通しはやや弱気である。

原料炭は新型コロナウイルスの影響で世界の経済活動が鈍化、鉄鋼需要の伸びも欧州・中国を中心に減速していることから、下値余地を探りやすくなっている。

しかし、生産側も同様に影響を受けていること、世界的な石炭生産制限の流れを受けて、鉄鉱石とは異なり原料炭の価格中期見通しは強気である。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

3月の中国鉄鋼業PMIは42.2と前月の36.6から大幅に改善した。しかし、生産が回復したことと(31.3→39.3)、原材料在庫が積み上がったこと(29.2→44.9)によるものであり、受注は国内は改善したがむしろ海外向けは減速(新規受注 32.7→38.5、輸出新規受注 42.5→27.3)しており、需要面が価格を下押ししやすい。

・1-2月期中国工業生産は前年比▲13.5%(1-12月期+6.9%)と大幅に減速(フロー需要の減少=価格の下落要因)。

・1-2月期中国固定資産投資は前年比▲24.5%の3兆3,323億元(1-12月期+5.4%の55兆1,478億元)と減速。

公的部門は▲23.1%(+6.8%)と大幅に減速、民間部門も▲26.4%(+4.7%)と大幅な減速となった(ストック需要の減少=価格の下落要因)。

・1-2月期中国不動産開発投資は前年比▲16.3%の1兆115億元(1-12月期+9.9%の13兆2,194億元)と減速(ストック需要の減少=価格の下落要因)。

1-2月の中国の貿易統計では、鉄鋼製品の輸出は前年比▲27.0%の1,075万トンと減速、コロナウイルスの感染拡大の影響で企業活動が鈍化していることが確認された。

また、燃料炭・原料炭の内訳が出ていないが、石炭輸入は急速に増加し、前年比+33.1%の6,806万トンとなった。「新たなアノマリー」となった中国の季節的な輸入増加によるもの。

・中国の1-2月の鉄鉱石の輸入量は前年比+1.5%の1億7,684万トンとなった。鉄鋼製品在庫の増加によって生産活動が鈍化している一方、鉄鉱石の港湾在庫の在庫日数は低下しており、一定の在庫積み増し需要があると考えられるため。

中国の鉄鉱石港湾在庫は前週比▲260万トンの1億2,115万トン(過去5年平均1億2,727万トン)、在庫日数は▲0.6日の29.9日(過去5年平均 35.8日)と依然として在庫水準は低い。

鉄鉱石の需給ファンダメンタルズはタイト化しているため、鉄鉱石の輸入需要は堅調に推移すると見られ、価格を押し上げると考える。

・中国の鉄鋼製品在庫水準は前週比▲77.6万トンの2,490.5万トン(過去5年平均 1,487.4万トン)とコロナウイルスの影響で在庫が急増していたが、工場の再稼働で例年通り在庫の取り崩しが始まっている。ただし、依然として在庫水準が高いことに変わりはない。

なお、1-2月の鉄鋼製品の輸出は前年比▲27.0%の781万トンと大幅に減速しており、やはりコロナウイルスの影響が顕在化した形に。今後は徐々に回復すると見られるが感染終息状況次第である。

・長期的には人口ボーナス期入りしているインドが、すでにインフラ整備のための投資拡大方針(5年で約160兆円)を示しており、鉄鋼製品・鉄鉱石価格を押し上げ。

(特殊要因)

・世界的に広がる環境規制強化の流れで、鉄鉱石や原料炭などの生産に一定の影響が起きる場合。

(投機・投資要因)

・特になし。

---≪貴金属≫---

【貴金属市場動向総括】

金価格は上昇。実質金利はさほど変動しなかったが、株価の下落を受けて水準を切り上げた。

銀は金価格の上昇を受けて上昇したが、ドル高も進行もあり結局前日比マイナス。プラチナは銀価格に連れ安となった。

パラジウムはジンバブエの生産停止はあったものの、株価の下落を受けて水準を切り下げる動きとなった。

【貴金属価格見通し】

金銀は新型コロナウイルスへの影響が拡大、各国政府とも低金利政策や量的緩和を余儀なくされていることが価格を押し上げるものの、景気への懸念が広がり、原油価格の低迷もあって期待インフレ率の上昇が抑制されることから、上昇余地も限られると考える。

現在のリスクプレミアムは159ドル(前日比+3ドル ※毎日回帰分析をアップデートリスクプレミアム自体の水準を見直しているため、前日比の整合性が取れていない点はご注意ください)。

銀価格は金価格との比較感で売買されるが、金銀在庫レシオを元にした分析では90倍、ヒストリカルに見れば80倍程度が妥当であり、その観点からは銀価格は非常に割安だ。

しかし、コロナ・OPECショックによる相場急変で、金価格と銀価格の過去の関係性が完全に崩壊してしまっており、新しい関係性が構築されるまでには時間が掛りそうだ。

COMEXの在庫水準と価格の相関性はほとんどなくなっているが、在庫水準が記録的な水準になっていることを考えると、当面銀価格は低迷すると見るのが妥当だろう。

弊社は価格動向分析に生産コストを用いることを是としていない。というのも、過去に生産コスト近辺で価格が推移したことがないためである。

しかし、この状況になるとよりどころとなる情報が少なく、全く無視するわけにもいかない。

Silver Instituteの過去データを参考にすると、現在、銀生産のオールインコストは10ドル/オンス程度まで低下していると考えられる。急落局面での下値目処として、少し頭に置いておくのが良いだろう。

PGM価格は、景気の先行きは明確に良くなく、株式市場の混乱も続いているためしばらくは軟調地合いの中、神経質なレンジワークを継続することになると考える。

プラチナ価格は銀価格との連動性が高まっている。これは供給過剰で投機的な色彩が強まっているが、金ほどの安全資産としては認知されていないことによる。

銀価格は上記の通り当面低迷する可能性が高いため、プラチナ価格も低迷するだろう。

パラジウムは、世界的な景気減速に伴う自動車向け需要の減速が価格を下押しするものの、コロナウイルスの感染拡大で南アフリカの鉱山がすべて停止するなど、供給途絶リスクが顕在化しているため、高値圏での推移になると考える。

ただ、Norilsk Nickelは2020年のパラジウムの需給見通しを▲90万オンスの供給不足から、▲20万オンスの供給不足に下方修正しており、上限は切り下がったと考えられる。

2月の米自動車販売は年率1,683万台(市場予想 1,671万台、前月 1,684万台)と、市場予想ほどではないが前月から若干減速した。

中国の2月の自動車販売は前年比▲79.1%の31.0万台となり、年初来の累計も前年比▲42.0%の223.8万台と減少傾向を持続している。

今後、コロナウイルスの影響が拡大する中で、日米欧も自動車販売が減速する可能性は高く、PGM価格の下押し要因になると予想される。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・FRBは▲1.5%の緊急利下げ、無制限の量的緩和を決定、貴金属価格の上昇要因に。

ただしこれで追加の緩和手段はほぼなくなった状態であり、金価格の上昇余地は限定される。

・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。

・コロナウイルスの感染拡大による、最大生産国の1つである南アフリカの鉱山稼働全面停止による供給懸念。

・排ガス規制強化に伴うパラジウムへのシフト観測(プラチナがパラジウムを代替するには数年単位で時間を要する)。

・パラジウム需要増加に伴うPGMの増産により、結果的にプラチナが供給過剰となり価格の下落要因に(プラチナ)。

パラジウムはニッケルやプラチナ鉱山からの副産物としての生産が大半(80%)であり、プラチナ価格が低迷する中では増産されにくい、

(特殊要因)

・中国の新型ウイルスの世界的な拡大に伴う、安全資産需要の高まり。

・原油価格低迷による財政状況の悪化、コロナウイルスの影響拡大に伴う国民の不満爆発、サバクトビバッタの大量発生による食糧危機などで、中東・北アフリカ有事が発生、それに伴う安全資産需要の高まり(上昇要因)。

・トルコとシリアのイドリブ県を巡る対立はロシアとトルコが停戦で合意したものの、再び衝突する可能性は排除できない。この場合、安全資産需要を高め、価格の上昇要因に。

・英国のブレグジットは、移行期間中の合意は容易ではなく、無秩序離脱の可能性はまだなくなっていない。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。

(投機・投資要因)

・金はロングが上昇、ショートが減少。COMEXがコロナウイルスの影響で現物の確保ができず、現物の受け渡しに影響が出るとの見方で、ショート筋がスクイーズされた形。

銀はロングが減少、ショートが増加。換金売りに押された。

プラチナも換金売り圧力でロングが大幅に減少、パラジウムはロング・ショートとも減少した。

・直近の投機筋のポジションは、金はロングが317,928枚(前週比 +523枚)、ショートが29,562枚(▲5,927枚)、ネットロングは288,366枚(+6,450枚)、銀が53,077枚(▲8,138枚)、ショートが19,390枚(+143枚)、ネットロングは33,687枚(▲8,281枚)

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

プラチナはロングが33,207枚(前週比 ▲4,611枚)ショートが10,911枚(+740枚)、ネットロングは22,296枚(▲5,351枚)

パラジウムが2,677枚(▲1,206枚)、ショートが2,386枚(▲242枚)ネットロングは291枚(▲964枚)

---≪農産品≫---

【穀物市場動向総括】

シカゴ穀物市場は下落した。米石油統計でエタノール生産が大幅に減少し、過去5年レンジを大きく下回ったことで、エタノール向けの需要が減少すると見られたトウモロコシは急落。

大豆はコロナウイルスの影響長期化に伴う輸出減速観測や、トウモロコシの急落が価格を下押しした。小麦も競合飼料であるトウモロコシ価格の急落を受けて水準を切り下げた。

【穀物価格見通し】

穀物価格は高安まちまちになると考える。

トウモロコシは作付け意向面積の増加と、コロナウイルスの感染拡大に伴うエタノール向け需要の減少が価格を下押しするが、同時にエタノール生産者の大幅な減産が見込まれていることが価格を下支え。

大豆はコロナウイルスの影響による輸出減速観測はあるものの、エタノール生産の減少に伴うDDGs(トウモロコシ由来の飼料)減少による飼料需要の増加や、作付面積の減少で底堅い推移になると考える。

小麦はそもそもシカゴの受け渡し可能在庫水準が低く、かつ、コロナウイルスの感染拡大に伴い、ロシアがQ220の輸出を制限するとの見方による供給懸念や、消費者のパニック買いで高値圏を維持すると考える。

懸念すべきは東アフリカ・中東地域でサバクトビバッタが激増、深刻な食糧危機をもたらしており、これに伴う食品需要が増加する場合。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・トウモロ作付け意向面積トウモロコシ 9,699万エーカー(市場予想 9,412万エーカー)大豆 8,351万エーカー(8,502万エーカー)小麦 4,466万エーカー(4,495万エーカー)

・3月の米需給報告の生産見通しトウモロコシ136億9,200万Bu(前月136億9,200万Bu)大豆 35億5,800万Bu(35億5,800万Bu)小麦 19億2,000万Bu(19億2,000万Bu)

・3月の米需給報告の在庫見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ18億9,200万Bu(市場予想18億9,509万Bu、前月18億9,200万Bu)大豆 4億2,500万Bu(4億2,809万Bu、4億2,500万Bu)小麦 10億Bu(9億9,417万Bu、10億Bu)

・3月末四半期在庫(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 79億5,300万Bu(81億8,354万Bu、114億200万Bu)大豆 22億5,300万Bu(22億2,830万Bu、32億5,800万Bu)小麦 14億1,200万Bu(14億2,979万Bu、18億4,100万Bu)

(特殊要因)

・新型肺炎の影響拡大による、輸出活動の停滞(シカゴ定期を含む生産地価格の下落要因)。

・米・イランの対立激化により、穀物輸送に影響が出る場合(下落要因)。ただし非景気循環銘柄需要が高まり最終的には上昇要因に。

・夏場以降、北米の穀物生産に影響を与えるラニーニャ現象の発生の可能性があり、価格の上昇リスク要因に。

・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。

(投機・投資要因)

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

トウモロコシはロングが266,809枚(前週比 ▲20,120枚)、ショートが300,335枚(▲4,904枚)ネットロングは▲33,526枚(▲15,216枚)

大豆はロングが146,201枚(▲3,964枚)、ショートが85,854枚(▲30,695枚)ネットロングは60,347枚(+26,731枚)

小麦はロングが97,437枚(▲1,848枚)、ショートが62,621枚(▲22,163枚)ネットロングは34,816枚(+20,315枚)

◆主要ニュース


・3月日銀短観業況判断DI(3ヵ月後見通し/現状/前回)
 大企業製造業 ▲11/▲8/0
 中堅企業製造業 ▲20/▲18/1
 中小企業製造業 ▲29/▲15/▲9

 大企業非製造業 ▲1/8/20
 中堅企業非製造業 ▲14/0/14
 中小企業非製造業 ▲19/▲1/7

 雇用人員判断DI(過剰-不足)
 大企業全産業 ▲18/▲20/▲21
 中堅企業全産業 ▲29/▲28/▲31
 中小企業全産業 ▲32/▲31/▲34

 需給判断DI(需要超-供給超)
 大企業製造業 ▲16/▲14/▲10、大企業製造業海外 ▲14/▲14/▲12
 中小企業製造業 ▲32/▲27/▲23、中小企業製造業海外 ▲26/▲22/▲20

 在庫判断DI(過大-不足、現状/前回)
 大企業製商品在庫 14/14、中小企業在庫 18/16
 大企業流通在庫 13/11、中小企業流通在庫 20/19

 価格判断DI(上昇-下落)
 大企業製造業販売価格 ▲10/▲7/▲6、大企業製造業仕入 7/5/6
 中小企業製造業販売価格 ▲8/▲5/▲4、中小企業仕入 22/19/24

 生産・営業設備判断DI(過剰-不足)
 大企業製造業 2/4/2、中堅企業製造業 2/2/0、中小企業製造業 3/3/1

・3月日本製造業PMI改定 44.8(速報比変わらず、前月改定 47.8)

・3月独製造業PMI改定 45.4(速報比▲0.3、前月改定 48.0)

・3月ユーロ圏製造業PMI改定 44.5(速報比▲0.3、前月改定 49.2)

・米MBA住宅ローン申請指数 前週比 +15.3%(前週▲29.4%)
 購入指数▲10.8%(▲14.6%)
 借換指数+25.5%(▲33.8%)
 固定金利30年 3.47%(3.82%)、15年 3.05%(3.28%)

・3月米ADP雇用統計 前月比▲27千人(前月改定+179千人)

・3月米製造業PMI改定 48.5(速報比▲0.7、前月改定 50.7)

・2月米建設支出 前月比 ▲1.3%(前月改定+2.8%)

・3月米ISM製造業景況指数 49.1(前月50.1)、仕入れ価格 37.4(45.9)
生産 47.7(50.3)、新規受注 42.2(49.8)、受注残 45.9(50.3)
在庫 46.9(46.5)、顧客在庫 43.4(41.8)、雇用 43.8(46.9)
輸出 46.6(51.2)、輸入 42.1(42.6)

・クリーブランド連銀メスター総裁(投票権あり・タカ派)、「景気鈍化の期間はウイルスが左右。米国の失業者はピークで10%に。」

・イタリア政府、「新型コロナウイルスの感染者数はピークに達した。」

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】
・DOE米石油統計 原油+13.8MB(クッシング+3.5MB)
 ガソリン+7.5MB
 ディスティレート▲2.2MB
 稼働率▲5.0

 原油・石油製品輸出 9,207KBD(前週比▲320KBD)
 原油輸出 3,698KBD(▲250KBD)
 ガソリン輸出 714KBD(▲35KBD)
 ディスティレート輸出 1,410KBD(+18KBD)
 レジデュアル輸出 93KBD(▲13KBD)
 プロパン・プロピレン輸出 1,179KBD(▲13KBD)
 その他石油製品輸出 1,878KBD(▲2KBD)

・サウジアラムコ、石油供給が1,200万バレル超に増加。

・IEA、「現在の価格水準だと500万バレルの生産が消失する。」

・Whiting、原油価格の下落で経営が困難になり水曜日にチャプター11を申請。

・米トランプ大統領、サウジとロシアの協議に加わる意向。

・イスラエル、シリアを空爆。

【メタル】
・チリ同委員会、2020年の銅価格見通しを5,288ドル(2.4ドル/ポンド)に引き下げ。コロナウイルスの影響が終息すれば6,389ドル(2.9ドル/ポンド)に上昇へ。

・Freeportインドネシア、前年比+43%の107万トンの銅精鉱の輸出の認可を取得、

・Vedanta、Skorpion Zincでの生産(2020年の生産目標13万トン)を今月末まで停止。

・ジンバブエがロックダウン、PGMの鉱山閉山懸念強まる。

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.ICE Brent ( エネルギー )/ +11.96%/ ▲61.42%
2.NYM WTI ( エネルギー )/ +3.52%/ ▲65.28%
3.TGEトウモロコシ ( 穀物 )/ +2.55%/ ▲20.11%
4.金 ( 貴金属 )/ +0.91%/ +4.89%
5.NYM RBOB ( エネルギー )/ +0.73%/ ▲65.99%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
70.TCM原油 ( エネルギー )/ ▲26.85%/ ▲62.51%
69.DME Oman ( エネルギー )/ ▲15.25%/ ▲66.63%
68.CME牛乳 ( 畜産品 )/ ▲10.91%/ ▲25.21%
67.原料炭スポット ( 鉄鋼原料 )/ ▲10.87%/ +4.69%
66.CBTエタノール ( エネルギー )/ ▲9.99%/ ▲40.36%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :20,943.51(▲973.65)
S&P500 :2,470.50(▲114.09)
日経平均株価 :18,065.41(▲851.60)
ドル円 :107.17(▲0.37)
ユーロ円 :117.50(▲1.13)
米10年債 :0.58(▲0.09)
中国10年債利回り :2.55(▲0.03)
日本10年債利回り :0.01(▲0.01)
独10年債利回り :▲0.46(+0.01)
ビットコイン :6,351.21(▲130.16)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :58.04(+1.76)
エネルギー :107.56(+2.32)
ベースメタル :40.99(▲0.21)
貴金属 :81.39(+0.38)
穀物 :29.67(+0.82)
その他農畜産品 :46.06(+3.12)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :179.59(+1.72)
Brent :145.80(+10.84)
米天然ガス :68.82(+0.3)
米ガソリン :216.11(▲0.31)
ICEガスオイル :95.58(+1.15)
LME銅 :46.27(▲0.23)
LMEアルミニウム :21.97(▲0.65)
金 :23.91(+1.68)
プラチナ :87.86(+0.01)
トウモロコシ :27.00(▲0.67)
大豆 :23.91(+1.68)

【エネルギー】
WTI :21.20(+0.72)
Brent :25.46(+2.72)
Oman :22.50(▲4.05)
米ガソリン :57.74(+0.42)
米灯油 :94.55(▲6.66)
ICEガスオイル :271.75(▲21.00)
米天然ガス :1.59(▲0.05)
英天然ガス :16.04(▲0.29)

【石油製品(直近限月のスワップ)】
Brent :25.46(+2.72)
SPO380cst :160.51(+5.48)
SPOケロシン :29.08(+0.50)
SPOガスオイル :34.47(▲0.81)
ICE ガスオイル :36.48(▲2.82)
NYMEX灯油 :96.65(▲2.15)

【貴金属】
金 :1591.51(+14.33)
銀 :13.96(▲0.01)
プラチナ :720.75(▲2.34)
パラジウム :2226.85(▲136.26)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :4,787(▲25:15C)
亜鉛 :1,853(▲27:10C)
鉛 :1,703(▲16:10C)
アルミニウム :1,498(▲26:34.5C)
ニッケル :11,288(▲10:68C)
錫 :14,465(+105:126B)
コバルト :29,625(▲6)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :4804.50(▲125.50)
亜鉛 :1858.50(▲48.00)
鉛 :1699.50(▲47.50)
アルミニウム :1495.00(▲30.50)
ニッケル :11260.00(▲210.00)
錫 :14420.00(▲115.00)
バルチック海運指数 :626.00(+78.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR青島) :休場( - )
SGX鉄鉱石 :80.58(▲7.44)
NYMEX鉄鉱石 :80.34(▲7.68)
NYMEX原料炭スワップ先物 :142.32(▲17.36)
上海鉄筋直近限月 :3,351(▲80)
上海鉄筋中心限月 :3,182(▲63)
米鉄スクラップ :休場( - )

【農産物】
大豆 :862.75(▲23.25)
シカゴ大豆ミール :314.90(▲6.60)
シカゴ大豆油 :26.05(▲0.96)
マレーシア パーム油 :2493.00(▲57.00)
シカゴ とうもろこし :334.75(▲6.00)
シカゴ小麦 :550.25(▲18.50)
シンガポールゴム :127.10(▲10.20)
上海ゴム :9280.00(±0.0)
砂糖 :10.04(▲0.38)
アラビカ :116.00(▲3.55)
ロブスタ :1171.00(▲15.00)
綿花 :48.41(▲2.72)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :49.20(▲3.00)
シカゴ生牛 :97.33(▲4.50)
シカゴ飼育牛 :117.43(▲4.50)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。