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アジア周辺製造業国への感染拡大懸念とドル高で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2020年2月21日 第1692号

◆昨日のベースメタル市場総括


「アジア周辺製造業国への感染拡大懸念とドル高で軟調」

相対的な米国の状況良好を受けたドル高進行。
コロナウイルスの影響がどの程度拡大するかわからない上、インフルエンザがより深刻な被害をもたらしているものの、相対的な米国の景況感は悪くなく、ドル高が進行しやすい地合いが継続していることはドル建て資産価格の下落要因に。

新型肺炎の影響のアジア諸国への拡大懸念。
中国の新規感染者数の増加ペースは鈍化しているが、周辺の製造業国での感染者数が増加しており、工場の低稼働やヒト・モノの移動が制限されるとの見方が強まっていることは工業金属価格の下落要因に。

米フィラデルフィア連銀景況観指数は大幅な改善。
米GDPやISM製造業指数の先行指標であり、景気循環系商品価格に対する説明力が高いフィラデルフィア連銀製造業景況指数は36.7(市場予想11.0、前月17.0)と予想外の改善、景気循環系商品価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「新型肺炎の影響継続と欧州統計減速で軟調」

新型肺炎の影響のアジア諸国への拡大懸念。
中国の新規感染者数の増加ペースは鈍化しているが、周辺の製造業国での感染者数が増加しており、工場の低稼働やヒト・モノの移動が制限されるとの見方が強まっていることは工業金属価格の下落要因に(というよりは、銅価格の下落が中国の工場の稼働が低迷していることの証左)。

欧州製造業PMIは悪化の公算。
市場予想は独製造業が44.8(前月45.3)、ユーロ圏製造業が47.4(47.9)と低迷する見込みであり、ドル高も進行するためドル建て景気循環系商品価格の下落要因に。

相対的なリスク回避でのドル高進行圧力の高まり。
新型肺炎の影響がどこまで拡大するかわからない中、地理的にも離れ、封じ込め策も奏功しているとみられる米ドルが相対的に割高で推移しやすい環境にあることは、リスク回避のドル高圧力を高め、ドル建て資産価格の下落要因に。


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