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新型肺炎問題への楽観と供給不安、米統計改善で大幅上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2020年2月20日 第1691号

◆昨日のエネルギー市場総括


「新型肺炎問題への楽観と供給不安、米統計改善で大幅上昇」

新型肺炎の新規感染者数減少。
WHOの新型コロナウイルス新規感染者数は再び減少に転じており、感染ペースが鈍化していると見られていることは景気への懸念を後退させ景気循環系商品価格の上昇要因に。

中東情勢不安を受けた供給懸念。
リビア情勢が悪化している他、トルコとシリアが武力衝突するのでは、との見方が日々強まっており、かつ、OPECプラスも減産ないしは減産期間延長を検討していると見られていることは、原油価格の上昇要因となった。

相対的な米国の状況良好を受けたドル高進行。
コロナウイルスの影響がどの程度拡大するかわからない上、インフルエンザがより深刻な被害をもたらしているものの、相対的な米国の景況感は悪くなく、ドル高が進行しやすい地合いが継続していることはドル建て資産価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米統計減速と原油在庫増加、前日の反動から軟調」

米フィラデルフィア連銀景況観指数は悪化の見込み。
米GDPやISM製造業指数の先行指標であり、景気循環系商品価格に対する説明力が高いフィラデルフィア連銀製造業景況指数は11.0(前月17.0)と悪化見込みであり、景気循環系商品価格の下落要因に。

新型肺炎の影響は限定されるとの楽観。
新型コロナウイルスの新規感染者数の拡大が中国で急速に減速していることから、「影響が限定される」との楽観が急速に広がっていることは、過去のSARSのケースと照らしても景気循環系商品価格の上昇要因に(ただし中国外、特に日本で感染者が増加していることはリスク要因に)。

米石油統計は原油在庫は増加の見込み。
米石油統計は、原油在庫が+2.8MBと増加見込みであるが、朝方発表されたAPI統計では+4.2MBの増加となっており、予想を上回る在庫増加になる可能性があることは、原油価格の下落要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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