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新型肺炎の中国への影響継続で下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル・週末版)

2020年2月17日 第1688号 週末版

◆昨日のベースメタル市場総括


「新型肺炎の中国への影響継続で下落」

最大消費国への影響は継続するとの見方。
新型肺炎の影響が拡大しており、最大消費国である中国の工場稼働停止が長引く見込みであることに加え、世界3位の製造業国である日本の経済活動も減速する可能性が高まっていることは、需要減速観測を強め非鉄金属価格の下落要因に。

相対的なリスク回避でのドル高進行圧力の高まり。
新型肺炎の影響がどこまで拡大するかわからない中、地理的にも離れ、封じ込め策も奏功しているとみられる米ドルが相対的に割高で推移しやすい環境にあることは、リスク回避のドル高圧力を高め、ドル建て資産価格の下落要因に。

実需家の安値拾いの買い。
中国が18兆元の資金供給を行い、各国とも金融緩和への期待が高まる中、先行きを楽観する見方が強まり安値拾いの買いが入りやすい地合いにあり、価格を下支え。

◆今日のベースメタル市場見通し


「中国・日本への影響拡大で軟調」

新型肺炎の新規感染者数増加で軟調。
週末発表されたWHOの新型コロナウイルス新規感染者数が再び増加に転じたことで、事態終息が遅れるのではとの見方が広がっていることは、景気循環系商品価格の下落要因に。

相対的なリスク回避でのドル高進行圧力の高まり。
新型肺炎の影響がどこまで拡大するかわからない中、地理的にも離れ、封じ込め策も奏功しているとみられる米ドルが相対的に割高で推移しやすい環境にあることは、リスク回避のドル高圧力を高め、ドル建て資産価格の下落要因に。

最大消費国への影響は継続するとの見方。
新型肺炎の影響が拡大しており、最大消費国である中国の工場稼働停止が長引く見込みであることに加え、世界3位の製造業国である日本の経済活動も減速する可能性が高まっていることは、需要減速観測を強め非鉄金属価格の下落要因に。


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