新型肺炎米国への影響限定との見方から上昇
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)
2020年2月17日 第1688号 週末版
◆昨日のエネルギー市場総括
「新型肺炎米国への影響限定との見方から上昇」
最大消費国への影響は限定されるとの見方。
新型肺炎の影響が拡大しているものの、最大消費国である米国は、新型肺炎の影響を比較的軽微に抑え込めているとみられていることは原油価格の上昇要因となった。
OPECプラスの減産拡大観測。
ロシアは2月の臨時会合開催に否定的だが、ロシアの主要生産者は6月末までの減産延長には前向きと伝えられており、原油価格の下支え要因に。
週末を控えたポジション調整の手仕舞い売り。
新型コロナウイルスの拡大状況が市場動向に影響を与えているが、週末2日でまた新しいニュースが出てくるのでは、との懸念は強くポジション調整圧力が高まることは、この数日の価格上昇もあって下落要因に。
◆今日のエネルギー市場見通し
「新型肺炎新規感染者数増加で軟調」
新型肺炎の新規感染者数増加で軟調。
週末発表されたWHOの新型コロナウイルス新規感染者数が再び増加に転じたことで、事態終息が遅れるのではとの見方が広がっていることは、景気循環系商品価格の下落要因に。
相対的なリスク回避でのドル高進行圧力の高まり。
新型肺炎の影響がどこまで拡大するかわからない中、地理的にも離れ、封じ込め策も奏功しているとみられる米ドルが相対的に割高で推移しやすい環境にあることは、リスク回避のドル高圧力を高め、ドル建て資産価格の下落要因に。
OPECプラスの減産拡大観測。
ロシアは2月の臨時会合開催に否定的だが、ロシアの主要生産者は6月末までの減産延長には前向きと伝えられており、原油価格の下支え要因に。
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