安値拾いの買いで上昇
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)
2020年2月5日 第1683号
◆昨日のベースメタル市場総括
「安値拾いの買いで上昇」
各国の経済対策期待を受けた安値拾いの買い。
中国が18兆元の資金供給を行い、各国とも金融緩和への期待が高まる中、先行きを楽観する見方が強まり安値拾いの買いが入ったことは、価格の押し上げ要因となった。
新型肺炎・鳥インフルエンザの影響による需要減少観測。
世界的に新型肺炎の影響が拡大しており、特効薬がない中でヒト・モノの移動を強制的に制限する動きが強まっていること、さらにこれに加えて鳥インフルエンザも発生したことは景気の減速観測を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。
株高進行を受けたドル高進行。
商品市場は需給面でタイト化の兆しはないものの、株は新型肺炎対策の影響を材料にして上昇しており、それを受けた実質金利上昇がドル高を誘発、商品市場においてはドル建て資産価格の下落要因に。
◆今日のベースメタル市場見通し
「新型肺炎の影響とドル高で軟調も安値拾いの買いが下支え」
新型肺炎・鳥インフルエンザの影響による需要減少観測。
世界的に新型肺炎の影響が拡大しており、特効薬がない中でヒト・モノの移動を強制的に制限する動きが強まっていること、さらにこれに加えて鳥インフルエンザも発生したことは景気の減速観測を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。
米ISM非製造業指数を受けたドル高進行。
PMIやISMなどのソフト指標は新型肺炎の影響が出る前の過去のマインド指数であり、現在とこれからの商品需要動向には余り影響がない。そのため、この改善を受けてドル高が進行する可能性があることは、ドル建て資産価格の下落要因に。
割安感からの買い。
中国が18兆元の資金供給を行い、各国とも金融緩和への期待が高まる中、先行きを楽観する見方が強まり安値拾いの買いが入りやすい地合いにあり、価格を下支え。
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