CONTENTSコンテンツ

需要減少観測とドル高進行で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2020年2月4日 第1682号

◆昨日のエネルギー市場総括


「需要減少観測とドル高進行で軟調」

中国への渡航禁止措置の広がり。
米国は中国全土を渡航禁止対象とし、世界的にもこの動きが広がっていることが、輸送燃料需要の減少観測を高めエネルギー価格の下落要因となった。

米統計改善や新型肺炎対策進捗期待を受けたドル高進行。
米ISM製造業指数は大幅な改善となり、株価も上昇、それを受けてドル高が進行したことはドル建て資産である原油価格の下落要因となった。

OPECプラスの減産拡大観測。
ロシアが2月のOPECプラス会合開催に応じる方向、と伝えられており、OPECプラスで▲50万バレル、サウジ単体で▲60万バレルの追加減産があるのでは、とみられていることは原油価格の下支え要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「一旦買戻しも需要面への懸念とドル高で下値余地探る」

新型肺炎・鳥インフルエンザの影響による需要減少観測。
世界的に新型肺炎の影響が拡大しており、特効薬がない中でヒト・モノの移動を強制的に制限する動きが強まっていること、さらにこれに加えて鳥インフルエンザも発生したことは景気の減速観測を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。

株高進行を受けたドル高進行。
商品市場は需給面でタイト化の兆しはないものの、株は新型肺炎対策の影響を材料にして上昇しており、それを受けた実質金利上昇がドル高を誘発、商品市場においてはドル建て資産価格の下落要因に。

OPECプラスの減産拡大観測。
ロシアが2月のOPECプラス会合開催に応じる方向、と伝えられており、OPECプラスで▲50万バレル、サウジ単体で▲60万バレルの追加減産があるのでは、とみられていることは原油価格の下支え要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
【MRA商品レポート for MANAGEMENT】について