新型ウイルスの影響拡大で軟
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)
2020年1月24日 第1676号
◆昨日のベースメタル市場総括
「新型ウイルスの影響拡大で軟」
新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速懸念。
中国武漢で発生した新型肺炎の罹患者が拡大しており、中国政府は武漢の実質的に封鎖することを決定、周辺諸国への拡大も確認されており経済滑動が鈍化する可能性が意識されていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。
景気見通し下方修正による需要減速観測。
IMF見通しでは、世界のGDP見通しは2019年が2.9%(前回予想比▲0.1%)、2020年が3.3%(▲0.1%)、2021年についても3.4%(▲0.1%)となった。実質GDPの下方修正は、需要の伸び減速を通じて景気循環系商品価格の下落要因に。
季節的な在庫積み増しの動き。
通常、中国は2月から3月にかけて工業品在庫を積み増すため、今後季節的な在庫積み増しの動きが見られると予想されることは非鉄金属価格の上昇要因に。また中国正月前の駆け込み需要も価格を下支え。
◆今日のベースメタル市場見通し
「パンデミックリスクと中国勢不在で軟調地合い持続」
新型コロナウイルスの感染拡大による景気減速懸念。
中国武漢で発生した新型肺炎の罹患者が拡大しており、中国政府は武漢の実質的に封鎖することを決定、周辺諸国への拡大も確認されており経済滑動が鈍化する可能性が意識されていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。
欧州製造業PMIは回復も力弱く。
ユーロ圏製造業PMIは46.8(前月46.3)、ドイツは44.5(43.7)と小幅な改善が見込まれており、景気循環系商品価格の上昇要因。ただし、閾値の50を下回っているため景気循環系商品価格の押し上げ要因としては、それほど強いものにならない見込み。
中国正月入りを受けた最大の買い手の不在。
本日から中国正月に入り、最大の買い手が市場に不在になることは非鉄金属価格の下落要因に。
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