中東情勢不安とそれに伴う景気減速懸念でもみ合い
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)
2020年1月7日 第1667号
◆昨日のエネルギー市場総括
「中東情勢不安とそれに伴う景気減速懸念でもみ合い」
米・イランの対立激化。
イランのソレイマニ司令官の殺害を受けてイランが報復を宣言しており、米・イランの開戦リスクが無視できなくなってきていることは、供給懸念を強め原油価格の上昇要因に。
米・イランの対立激化を受けた景気への悪影響。
米・イランが武力衝突した場合、リスク回避の株価の下落、株価下落を受けて個人消費や企業マインドに悪影響が及び景気を減速させるのでは、との懸念を強めていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。
テクニカルな買い圧力の強まり。
OPECプラスの減産や米中合意の楽観といった買い材料を受けて長らく上回っていなかった200日移動平均線を上回ったため、テクニカルに買い圧力が強まりやすいことは、原油価格の上昇要因に。
◆今日のエネルギー市場見通し
「中東情勢不安と景気への懸念から高値もみ合い」
米ISM非製造業指数は改善見込み。
米ISM非製造業指数は米GDPの7割を占める個人消費の先行指標の1つであるが、市場予想は54.5(前月53.9)と改善が見込まれており、予想通りであれば景気循環系商品価格の上昇要因に。
米・イランの対立激化。
イランのソレイマニ司令官の殺害を受けてイランが報復を宣言しており、米・イランの開戦リスクが無視できなくなってきていることは、供給懸念を強め原油価格の上昇要因に。
中東情勢不安を受けたリスク回避の動き。
米・イランが武力衝突した場合、リスク回避の株価の下落、株価下落を受けて個人消費や企業マインドに悪影響が及び景気を減速させるのでは、との懸念を強めていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。
昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
【MRA商品レポート for MANAGEMENT】について