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米中緊張緩和や投機の買戻しで堅調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年12月25日 第1665号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中緊張緩和や投機の買戻しで堅調」

米中合意進捗への期待。
1月上旬に米中が通商合意に署名する、との見方が強まっているが、昨日はトランプ大統領は署名は事務的な作業を残すのみと発言したことで安心感が広がったことは、景気循環系商品価格の上昇要因に。

年末を控えた投機の買戻し。
米中合意やFOMCでの低金利持続観測を受けて投機の買戻し圧力が高まっていることは価格の上昇要因に。

中国に対する関税継続による製造業の流出懸念。
米中は関税の部分引き下げで合意したが、関税が撤廃されるわけではなく、追加関税が継続することに伴う中国企業の国外脱出は継続すると見られていることは非鉄金属価格の重石となっている。

◆今日のベースメタル市場見通し


「クリスマス休暇で主要市場休場、方向感出難くもみ合い」

クリスマス休暇による市場参加者の不在。
欧米はクリスマス休暇であり、オープンしている日本などの市場でも取引は閑散となる見込みであり、ここまでの上昇もあって売り圧力が強まることは価格の下落要因に。

年末を控えた投機の買戻し。
米中合意やFOMCでの低金利持続観測を受けて投機の買戻し圧力が高まっていることは価格の上昇要因に。

中国に対する関税継続による製造業の流出懸念。
米中は関税の部分引き下げで合意したが、関税が撤廃されるわけではなく、追加関税が継続することに伴う中国企業の国外脱出は継続すると見られていることは非鉄金属価格の重石となっている。


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