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米中問題進捗期待と減産期間延長観測で堅調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年12月25日 第1665号

◆昨日のエネルギー市場総括


「米中問題進捗期待と減産期間延長観測で堅調」

米中合意進捗への期待。
1月上旬に米中が通商合意に署名する、との見方が強まっているが、昨日はトランプ大統領は署名は事務的な作業を残すのみと発言したことで安心感が広がったことは、景気循環系商品価格の上昇要因に。

ロシアは減産期間延長を示唆。
3月末で減産を終了するとしていたロシアであるが、必要であれば減産を継続するとの見方を示したことで4月以降の需給タイト化観測が強まったことは原油価格の上昇要因に。

テクニカルな買い圧力の強まり。
OPECプラスの減産や米中合意の楽観といった買い材料を受けて長らく上回っていなかった200日移動平均線を上回ったため、テクニカルに買い圧力が強まりやすいことは、原油価格の上昇要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「クリスマスで市場参加者少なく軟調」

クリスマス休暇による市場参加者の不在。
欧米はクリスマス休暇であり、オープンしている日本などの市場でも取引は閑散となる見込みであり、ここまでの上昇もあって売り圧力が強まることは価格の下落要因に。

世界景気の先行きへの楽観。
米中が通商面で部分合意、英EU離脱も恐らく年内の進捗はないと見られていることから、年内はこれ以上の政治的な混乱は回避できる、との楽観が広がっていることは景気循環系商品価格の上昇要因に(米大統領弾劾は恐らく否決)。

テクニカルな買い圧力の強まり。
OPECプラスの減産や米中合意の楽観といった買い材料を受けて長らく上回っていなかった200日移動平均線を上回ったため、テクニカルに買い圧力が強まりやすいことは、原油価格の上昇要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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