強弱材料混在でもみ合い
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)
2019年12月19日 第1662号
◆昨日のエネルギー市場総括
「強弱材料混在でもみ合い」
米石油統計は原油在庫は減少。
米石油統計は、原油在庫が▲1.1MBと市場予想の▲2.1MBを下回る減少にとどまったが、市場は在庫の減少を評価し、原油価格の上昇要因となった。
英ジョンソン首相発言を受けたドル高。
ジョンソン首相が「移行期間の延長はしない方針」と伝えられたことで、11ヵ月で離脱が問題なくできるのか、という懸念が強まりポンド安・ドル高が進行したことはドル建て資産価格の下落要因に。
独IFO景況感指数は改善。
市場予想は企業景況感が96.3(市場予想95.5、前月95.0)、期待指数が93.8(93.0、92.1)、現況指数が98.8(98.1、97.9)と改善、景気循環銘柄価格の上昇要因に。
◆今日のエネルギー市場見通し
「米統計減速とドル高進行で軟調」
米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は減速見込み。
米GDP、ISM製造業指数の先行指標である、米フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、市場予想は8.0(前月10.4)と減速が見込まれており、予想通りであれば景気循環系商品価格の下落要因に。
英ジョンソン首相発言を受けたドル高。
ジョンソン首相が「移行期間の延長はしない方針」と伝えられたことで、11ヵ月で離脱が問題なくできるのか、という懸念が強まりポンド安・ドル高が進行したことはドル建て資産価格の下落要因に。
OPECプラス+サウジアラビアの減産。
OPECプラス会合では▲50万バレルの追加減産が決定され、サウジアラビアが自主的に▲40万バレルの減産を決定したことは需給タイト化観測を強め、原油価格の上昇要因に。
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