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米統計改善とドル高進行で高安まちまち
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年12月18日 第1661号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米統計改善とドル高進行で高安まちまち」

米住宅着工は改善。
米住宅着工件数は前月比+3.2%の136.5万戸(市場予想+2.4%の134.5万戸、前月+4.5%の132.2万戸)と改善、着工許可件数は+1.4%の148.2万戸(▲3.5%の141万戸、+5.0%の146.1万戸)と、こちらも改善、建材需要の増加観測の強まりで非鉄金属価格の上昇要因に。

英ジョンソン首相発言を受けたドル高。
ジョンソン首相が「移行期間の延長はしない方針」と伝えられると、11ヵ月で離脱が問題なくできるのか、という懸念が強まりポンド安・ドル高となったことはドル建て資産価格の下落要因に。

米中合意による先行きへの楽観。
米中通商面で合意し、詳細についても発表され幅広い分野で合意が見られたことは景気への楽観を強める形となり景気循環銘柄価格の上昇要因に(ただし、これ以上の合意は非常にハードルが高いため、価格への影響は限定か)。

◆今日のベースメタル市場見通し


「独統計改善や投機の買戻しで堅調」

独IFO景況感指数は改善の見込み。
市場予想は企業景況感が95.5(95.0)、期待指数が93.0(92.1)、現況指数が98.1(97.9)と改善見込みであり、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

米中合意による先行きへの楽観。
米中通商面で合意し、詳細についても発表され幅広い分野で合意が見られたことは景気への楽観を強める形となり景気循環銘柄価格の上昇要因に(ただし、これ以上の合意は非常にハードルが高いため、価格への影響は限定か)。

年末を控えた投機の買戻し。
米中合意やFOMCでの低金利持続観測を受けて投機の買戻し圧力が高まっていることは価格の上昇要因に。


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