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米統計改善とサウジアラビアの自主減産で上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)

2019年12月9日 第1654号 週末版

◆昨日のエネルギー市場総括


「米統計改善とサウジアラビアの自主減産で上昇」

サウジアラビア予想外の自主的追加減産。
OPECプラス会合では▲50万バレルの追加減産が決定されたが、減産期間の延長は見送られ想定内だったため売り材料となったが、サウジアラビアが自主的に▲40万バレルの減産を決定したことで原油価格の上昇要因となった。

米雇用統計は市場予想を上回る改善。
非農業部門雇用者数は前月比+26.6万人(市場予想+18.3万人、前月+12.8万人)と市場予想を上回る増加となり、同国の雇用環境がまだ減速していないことが確認されたことは、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

米統計改善を受けたドル高の進行。
米雇用統計は市場予想を上回る改善となり、消費者マインド指数も改善したことは、ドル高を進行させドル建て資産価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米統計改善と米中妥決期待、OPECプラス+サウジ減産で堅調」

米統計改善を受けた景気への楽観。
非農業部門雇用者数はと市場予想を上回る増加となり、同国の雇用環境がまだ減速していないことが確認されたこと、消費者マインド指数も改善したことは景気循環銘柄価格の上昇要因に。

米中協議の妥決期待。
12月15日が関税引き上げの期限であるが、NECクドロー委員長が「米中は合意に近い」と発言していることは、両国の協議の妥決期待を強め景気循環銘柄価格の上昇要因に。

OPECプラス+サウジアラビアの減産決定。
OPECプラス会合では▲50万バレルの追加減産が決定され、サウジアラビアが自主的に▲40万バレルの減産を決定したことは需給タイト化観測を強め、原油価格の上昇要因に。


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