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米中対立激化懸念と期末を控えた買戻しで高安まちまち
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル・週末版)

2019年12月2日 第1649号 週末版

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中対立激化懸念と期末を控えた買戻しで高安まちまち」

米中対立激化懸念。
トランプ大統領が署名を見送ると見られていた香港人権法案に署名、これに対して中国が中国国内への政府要人や企業の入国を禁じる可能性について示唆、通商協議に悪影響が及ぶと見られたことは景気循環銘柄価格の下落要因に。

世界的な経済統計の底入れ観測。
月末にかけて発表された各国の製造業PMIには底入れ感が強まっており、各国の経済対策の効果が徐々に顕在化しているとみられることは、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

ファンド決算期末を控えたポジション解消の動き。
11月末は大手ファンドの決算期であり、非鉄金属は総じて売りポジションが積み上がっているため、米中交渉進展期待を材料に買戻しが入っていることは非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中統計改善で上昇も両国の対立激化懸念で上値重い」

米中対立激化懸念。
トランプ大統領が署名を見送ると見られていた香港人権法案に署名、これに対して中国が中国国内への政府要人や企業の入国を禁じる可能性について示唆、通商協議に悪影響が及ぶと見られたことは景気循環銘柄価格の下落要因に。

米ISM製造業指数は改善の見込み。
米GDP、商品需要の先行指標であるISM製造業指数は49.2(前月48.3)と改善見込みであり、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

中国製造業PMIは大幅に改善。
中国の製造業PMIも50.2(49.5、49.3)と予想以上に改善、大企業中心の改善(国営企業中心の改善)ではあるものの、中堅・中小企業の景況感も改善しており、非鉄金属価格の上昇要因に。


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