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米中交渉進展期待で堅調もドル高が重石
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年11月8日 第1637号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中交渉進展期待で堅調もドル高が重石」

米中協議が進展するとの期待。
中国商務省が、米中が段階的な関税引き下げで合意した、と発表したことで米中対立が鎮静化し、交易の回復期待が高まったことが景気循環銘柄価格の上昇要因となった(なおその後、ホワイトハウス内では関税引き下げに強硬に反対する勢力があるとの報道あり)。

米中協議進展期待を受けたドル高進行。
米中交渉が進展するとの期待が高まり、株価の上昇を受けて米長期金利も上昇、欧米金利差拡大を受けてドル高が進行したことは、ドル建て資産価格の下落要因となった。

テクニカルな売り圧力の強まり。
この数週間で銅とアルミを除く非鉄金属には買戻しがはいりネットロングとなっているが、チャート的には売りが入ってもおかしくない状況にあり、中国経済統計の減速もあってテクニカルな売り圧力が強まっていることは、非鉄金属価格の下押し要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉進展期待で上昇も中国統計減速で頭重い」

米中協議進展期待を受けた景気への楽観。
報道の内容が錯綜しているが、中国側から米国と段階的な関税の引き下げで合意した、と報じられたことは景気の先行き懸念を後退させ景気循環銘柄価格の上昇要因に(ただし、段階的引き下げの条件やスケジュールについては不明)。

中国の貿易統計は前年比減速継続の見込み。
市場予想は輸出が前年比▲3.9%(前月▲3.2%)、輸入が▲7.8%(▲8.5%)と減速が継続していることを確認する内容になると考えている。中国の交易量の伸び鈍化は、景気循環銘柄価格の下落要因に。

中国生産者物価指数は前年比減速の見込み。
中国の景気先行指標の1つである生産者物価指数は、前年比▲1.5%(▲1.2%)と減速が予想されており、景気循環銘柄価格の下落要因となる見込み。


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