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米景気楽観を受けたドル高進行で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年11月6日 第1635号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米景気楽観を受けたドル高進行で軟調」

米統計改善を受けたドル高進行。
米ISM非製造業指数が改善したことや、米中交渉の進捗期待、それに伴う米長期金利の上昇を受けてドル高が進行したことはドル建て資産価格の下落要因に。

テクニカルな売り圧力の強まり。
この数週間で銅とアルミを除く非鉄金属には買戻しがはいりネットロングとなっているが、チャート的には売りが入ってもおかしくない状況にあり、中国経済統計の減速もあってテクニカルな売り圧力が強まっていることは、非鉄金属価格の下押し要因となった。

米中協議の進捗期待。
米中の電話による通商交渉が行われ、関係者のコメントでは「原則合意に達した」と伝えられていることは、景気循環銘柄価格の上昇要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「ドル高進行と欧州統計改善でもみ合い」

米景況感改善を受けたドル高進行。
米経済統計は同国経済が良好であることを示唆するものが増えていること、米中交渉の進捗期待を受けてドル高が進行していることは、ドル建て資産価格の下落要因に。

独製造業受注は小幅な改善。
欧州最大の製造業国であり、最大消費国である中国との経済的な繋がりが深い独設備投資の先行指標である製造業受注は前月比+0.1%(前月▲0.6%)と小幅改善の見込みであり、非鉄金属価格の上昇要因に。

米中協議の進捗期待。
米中の電話による通商交渉が行われ、関係者のコメントでは「原則合意に達した」と伝えられていることは、景気循環銘柄価格の上昇要因となった。


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