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ブレグジット交渉順調との報道を受けたドル安で買戻し
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年10月16日 第1622号

◆昨日のベースメタル市場総括


「ブレグジット交渉順調との報道を受けたドル安で買戻し」

英国のEU離脱交渉進捗期待を受けたユーロ高・ドル安。
英国とEUの離脱交渉が順調に進捗しているとの報道を受けてポンドが全面高となり、ユーロ高・ドル安となったことはドル建て資産価格の上昇要因となった。

IMF経済見通しは下方修正。
IMFは2019年の世界経済見通しを3.0%(前回調査時比▲0.2%)、2020年を3.4%(▲0.1%)と下方修正、リーマンショック以来の低い水準を想定していることは需要減速観測を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。

独ZEW景況感指数は悪化。
独日銀短観に相当するIFO景況感指数の先行指標である独ZEW景況感指数は、現状指数が▲25.3(市場予想▲23.6、前月▲19.9)、期待指数が▲22.8(▲26.4、▲22.5)と悪化、景気循環系商品価格の下落要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「IMF景気見通し下方修正とドル安でもみ合い」

IMFの景気見通し下方修正。
IMFは2019年の世界経済見通しを3.0%(前回調査時比▲0.2%)、2020年を3.4%(▲0.1%)と下方修正、リーマンショック以来の低い水準を想定していることは需要減速観測を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。

英国のEU離脱交渉進捗期待を受けたユーロ高・ドル安。
英国とEUの離脱交渉が順調に進捗しているとの報道を受けてポンドが全面高となり、ユーロ高・ドル安となったことはドル建て資産価格の上昇要因に(ただし実際に妥決するかどうかは不透明であり、楽観は禁物)。

米中協議はやはり難航との見方。
今回の閣僚級協議で中国が米国産農産品輸入、米国は15日からの関税引き上げを見送りで合意したと伝えられていたが、中国側が月内にも再交渉を望むと報じられたことで妥決への懸念が強まり景気循環銘柄価格の下落要因に。


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