底堅い雇用統計と緩和期待の維持で堅調
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)
2019年10月7日 第1617号 週末版
◆昨日のエネルギー市場総括
「底堅い雇用統計と緩和期待の維持で堅調」
米雇用統計はさほど悪い内容ではなく。
米雇用統計は雇用者数の増加は前月比+13.6万人(市場予想+14.5万人)と市場予想を下回る弱い内容だったが、同時に前月の雇用者数が+16.8万人と、速報から+3.8万人も上方修正され、さほど悪い内容でなかったことは景気循環銘柄価格の上昇要因に。
米国の金融緩和観測。
米平均時給は前月比±0.0%(市場予想+0.2%、前月+0.4%)と減速、前年比でも+2.9%(+3.2%、+3.2%)と伸びが減速、FRBの緩和期待を維持させる内容だったことはインフレ系金融資産価格の上昇要因に。
OPECプラスの結束の揺らぎ。
エクアドルが協調減産に歩調を合わせられずOPEC脱退を表明した直後、ロシアが減産継続に否定的な発言をするなど、サウジアラビアが主導する減産政策の足並みがそろわなくなっていることは供給増加観測を強め、原油価格の下落要因に。
◆今日のエネルギー市場見通し
「米景気への懸念後退と緩和期待で堅調も供給面が重石」
米国の金融緩和観測。
週末発表の米雇用統計のうち、平均時給の伸びが鈍化していることは米金融緩和観測を維持させるものであり、インフレ系金融資産価格の上昇要因に。
米国の雇用環境は明確な減速なく。
米雇用統計は雇用者数の増加は前月比+13.6万人(市場予想+14.5万人)と市場予想を下回る弱い内容だったが、同時に前月の雇用者数が+16.8万人と、速報から+3.8万人も上方修正され、さほど悪い内容でなかったことは景気循環銘柄価格の上昇要因に。
OPECプラスの結束の揺らぎ。
エクアドルが協調減産に歩調を合わせられずOPEC脱退を表明した直後、ロシアが減産継続に否定的な発言をするなど、サウジアラビアが主導する減産政策の足並みがそろわなくなっていることは供給増加観測を強め、原油価格の下落要因に。
昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/マクロ材料のポイント(地域経済・為替・株式市場)/主要指標/価格見通し/パフォーマンス/BFOE月間船積み量/米リグ数/統計発表予定/CFTC投機筋ポジション/中国エネルギー統計/米天然ガス在庫/米原油石油製品在庫/ビジネスへのヒントなど、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
【MRA商品レポート for MANAGEMENT】について