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中国景気減速と供給懸念で高安まちまち
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年9月19日 第1607号

◆昨日のベースメタル市場総括


「中国景気減速と供給懸念で高安まちまち」

中国経済統計の悪化。
週初に発表された中国の経済統計は市場予想、前月とも下回り、同国経済が構造的・循環的に減速していることが確認されたうえ、米国の制裁の悪影響が強まっていることが確認されたことは、景気循環系商品価格の下落要因となった。

米住宅着工は改善。
米住宅着工は前月比+12.3%の136.4万戸(市場予想+5.0%の125万戸、前月▲4.0%の119.1万戸)と市場予想を上回る改善となり、建材需要の増加期待で価格の上昇要因に(許可件数も+7.7%の141.9万戸(▲1.3%の130万戸、+6.8%の131.7万戸)と改善)。

インドネシアの供給懸念。
インドネシアは同国を「EV部品のハブ」とするべく、EV関連製品の内製化を進める方針であり、今回の禁輸措置前倒しはこれが背景。そしてこうした未処理鉱石輸出規制がニッケル以外の金属にも拡大するのでは、との見方が強まっていることは非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米緩和打ち止め観測と統計の減速で軟調」

FRBの利下げ打ち止め観測。
FOMCでは予想通り▲25bpの利下げを行ったが、FOMCメンバーの景気予測では政策金利見通しの中央値が2019-2020年にかけて1.875%で据え置かれたことは金利上昇を通じてインフレ系資産価格の下落要因に。

フィラデルフィア連銀指数は悪化の見込み。
米GDPの先行指標の1つであるフィラデルフィア連銀指数は10.5(前月16.8)と減速見込みであり、景気循環系商品価格の下落要因に。

中国の経済対策期待。
中国政府は企業の資金繰り支援で銀行の預金準備率を引き下げ、地方銀行に関しても10月~12月にかけて預金準備率を引き下げる見込みであり、その他のインフラ投資も実行する見込みであり、工業金属価格の下支え要因に。


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