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中国景気減速への懸念と欧州不安で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年9月18日 第1606号

◆昨日のベースメタル市場総括


「中国景気減速への懸念と欧州不安で軟調」

中国経済統計の悪化。
週初に発表された中国の経済統計は市場予想、前月とも下回り、同国経済が構造的・循環的に減速していることが確認されたうえ、米国の制裁の悪影響が強まっていることが確認されたことは、景気循環系商品価格の下落要因となった。

欧州不安の再燃懸念。
連立政権樹立で危機が遠のいた、と思われていたイタリアでレンツイ元首相が与党を離党、新党を立ち上げるとしたことで政局不安が再び意識されていること、英国のハードブレグジットの可能性は高いこと、などリスク回避要因が厳然と存在していることはリスク資産価格の下落要因に。

独ZEW景況感期待指数は予想外の改善。
独日銀短観に該当するIFO景況感指数の先行指標であるZEW景況感指数は、現況指数が▲19.9(市場予想▲15.0、市場予想▲13.5)と悪化したが、期待指数が▲22.5(▲38.0、▲44.1)と改善したことは景気循環銘柄価格の上昇要因に(しかし依然マイナスであり弱い買い材料)。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米緩和期待や中国の対策期待で買戻し」

FOMCでの利下げ観測。
市場はFOMCでの▲25bp程度の利下げを織り込んでおり、長期金利の低下を通じてインフレ資産価格の上昇要因に(ただし市場はより、今後の利下げ継続があるかどうかに注目しておりFRB議長の発言内容によっては売り材料に)。

米住宅着工は改善の見込み。
米住宅着工は前月比+5.0%の125万戸(前月▲4.0%の119.1万戸)と改善見込みであり建材需要の増加期待で価格の上昇要因に(ただし許可件数は▲1.3%の130万戸と減速見込みで影響は限定か)。

中国の経済対策期待。
中国政府は企業の資金繰り支援で銀行の預金準備率を引き下げ、地方銀行に関しても10月~12月にかけて預金準備率を引き下げる見込みであり、その他のインフラ投資も実行する見込みであり、工業金属価格の下支え要因に。


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