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供給懸念と在庫増加、ドル高進行で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年9月19日 第1607号

◆昨日のエネルギー市場総括


「供給懸念と在庫増加、ドル高進行で軟調」

FRBの利下げ打ち止め観測。
FOMCでは予想通り▲25bpの利下げを行ったが、FOMCメンバーの景気予測では政策金利見通しの中央値が2019-2020年にかけて1.875%で据え置かれたことは金利上昇を通じてインフレ系資産価格の下落要因に。

米石油統計は弱気な内容。
米石油統計では原油在庫が▲2.5MBと減少が見込まれていたが、ある意味予想通り+1.1MBの在庫増加が確認され、石油製品在庫も市場予想比で弱気な内容だったことは、原油価格の下落要因に。

サウジアラビアの供給懸念後退。
サウジアラビアの重要生産施設であるアブカイクが攻撃を受け▲570万バレルの減産となっていたが、アブドルアジズ大臣が9月末までの完全復旧を目指す、原油輸出は減少させない、と発言したことが引き続き原油価格の下落要因となっている。

◆今日のエネルギー市場見通し


「統計減速とドル高進行、供給懸念後退で軟調」

フィラデルフィア連銀指数は悪化の見込み。
米GDPの先行指標の1つであるフィラデルフィア連銀指数は10.5(前月16.8)と減速見込みであり、景気循環系商品価格の下落要因に。

FRBの利下げ打ち止め観測。
FOMCでは予想通り▲25bpの利下げを行ったが、FOMCメンバーの景気予測では政策金利見通しの中央値が2019-2020年にかけて1.875%で据え置かれたことは金利上昇を通じてインフレ系資産価格の下落要因に。

サウジアラビアの供給懸念後退。
サウジアラビアの重要生産施設であるアブカイクが攻撃を受け▲570万バレルの減産となっていたが、アブドルアジズ大臣が9月末までの完全復旧を目指す、原油輸出は減少させない、と発言したことが引き続き原油価格の下落要因に(ただしドローン攻撃への懸念は引き続きリスク)。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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