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サウジアラビアの供給不安後退で急落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年9月18日 第1606号

◆昨日のエネルギー市場総括


「サウジアラビアの供給不安後退で急落」

サウジアラビアの供給懸念後退。
サウジアラビアの重要生産施設であるアブカイクが攻撃を受け▲570万バレルの減産となっていたが、アブドルアジズ大臣が9月末までの完全復旧を目指す、原油輸出は減少させない、と発言したことで供給途絶への懸念が後退したことは原油価格の下落要因に。

中国経済統計の悪化。
週初に発表された中国の経済統計は市場予想、前月とも下回り、同国経済が構造的・循環的に減速していることが確認されたうえ、米国の制裁の悪影響が強まっていることが確認されたことは、景気循環系商品価格の下落要因となった。

FOMCでの利下げ観測。
昨日・本日とFOMCが開催されるが、市場は▲25bp程度の利下げを予想しており、概ねその通りになると見込まれている。これを受けて急上昇していた債券利回りが低下したことはドル安を進行させ、ドル建て資産価格の上昇要因となった。

◆今日のエネルギー市場見通し


「供給懸念後退と在庫増加で下値余地探るも緩和期待が下支え」

米石油統計は在庫増加の見込み。
米石油統計では原油在庫が▲2.5MBと減少が見込まれているが、朝方発表のAPI統計では+0.6MBと増加が確認されており、予想外の原油在庫増加となる可能性が高いことは原油価格の下落要因に。

FOMCでの利下げ観測。
市場はFOMCでの▲25bp程度の利下げを織り込んでおり、長期金利の低下を通じてインフレ資産価格の上昇要因に(ただし市場はより、今後の利下げ継続があるかどうかに注目しておりFRB議長の発言内容によっては売り材料に)。

サウジアラビアの供給懸念後退。
サウジアラビアの供給が途絶し、世界の原油供給に大きな影響が出るとみられていたが想定よりも早く修復が終わり、その間の供給にも問題がないとの見通しが示されたことは原油価格の下落要因に(ただし修復が完了したわけではないため、予断は許せない状況は継続)。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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