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中国統計改善もドル高や実質金利上昇で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年9月12日 第1604号

◆昨日のベースメタル

市場総括


「中国統計改善もドル高や実質金利上昇で軟調」

中国のファイナンス規模は市場予想を上回る。
中国の総資金調達額は1兆9,800億元(市場予想1兆6,045億元、前月1兆112億元)と市場予想を上回り前月から伸びが加速、中国企業の資金繰りが改善しているとの見方が強まったことは非鉄金属価格の上昇要因に。

米PPIの伸び加速を受けたドル高進行。
昨日発表された米生産者物価指数は、コア紙数ベースで前年比+1.9%(前月+1.7%)と伸びが加速したことはドル高を誘発し、ドル建て資産価格の下落要因に。

名目金利上昇と原油価格下落を受けた実質金利の上昇。
米生産者物価指数が前月から上昇したことや原油価格の下落に伴い、実質金利が上昇したことはインフレ系資産価格の下落要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「軟調地合いも政策期待が下支え」

米中交渉進捗期待を受けたリスクテイク意欲の回復。
中国が通商問題の緩和を企図して米国産農産品の購入で合意する、との一部報道を受けて10月の米中閣僚会合開催期待が高まっていることは、リスク資産価格の上昇要因に(ただし、10月の交渉で妥結する、というのは楽観的過ぎる見方)。

米中交渉進捗期待を受けたリスクテイク意欲の回復。
ボルトン大統領補佐官が退任したことで、米中交渉にも進捗が見られるとの期待が高まっていることは、景気循環系商品価格の上昇要因に。

中国の経済対策期待。
中国政府は企業の資金繰り支援で銀行の預金準備率を引き下げ、地方銀行に関しても10月~12月にかけて預金準備率を引き下げる見込みであり、その他のインフラ投資も実行する見込みであり、工業金属価格の下支え要因に。


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