CONTENTSコンテンツ

長期金利上昇とやや弱い雇用統計で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル・週末版)

2019年9月9日 第1602号 週末版

◆昨日のベースメタル市場総括


「長期金利上昇とやや弱い雇用統計で軟調」

株高を受けた長期金利の上昇。
欧州不安の若干の後退や、香港デモの鎮静期待などで株価が上昇、長期金利も上昇したため、広くインフレ系商品価格の下押し材料となった。

米雇用統計はやや弱い内容。
米雇用統計は雇用者数は前月比+13万人(市場予想+16万人、前月+16.4万人)と市場予想、前月も下回り、景気循環系商品価格の下落要因に(ただし、失業率は3.7%と労働参加率が63.2%に上昇したにも関わらず、低い水準を維持し、そこまで悪い内容ではなかった)。

インドネシアのニッケル未処理鉱石輸出規制。
2022年からと見られていたインドネシアのニッケル未処理鉱石輸出規制が今年の12月に早まると報じられたことでニッケルや、錫などの同国産金属の輸出減速懸念が強まったことは両金属の価格上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「緩和期待や地政学的リスクの後退で投機買戻しで堅調」

FRBは追加緩和を否定せず。
FRBパウエル議長はチューリッヒで行われているパネル討論で、「地政学的リスクなど全ての要素を考慮して、景気拡大が持続するように対応する」と発言、米国の状況に関係なく利下げを行う可能性があることを示したことは、リスク資産価格の上昇要因に。

各国政情不安低下を受けたリスクテイクの再開。
香港、イタリア、英国の政情不安が若干後退したことでリスクテイク意欲が回復していることは、リスク資産価格の上昇要因に(ただし香港のデモは継続し、英国の10月末ハードブレグジット懸念も払しょくされていないことから、材料としては長続きしない可能性)。

中国の経済対策期待。
中国政府は企業の資金繰り支援で銀行の預金準備率を引き下げ、地方銀行に関しても10月~12月にかけて預金準備率を引き下げる見込みであり、その他のインフラ投資も実行する見込みであり、工業金属価格の下支え要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・メタル)/マクロ材料のポイント(地域経済・為替・株式市場)/主要指標/メタル価格中長期見通し/パフォーマンス/LME在庫/非鉄金属価格・取引所在庫・期間構造/上海在庫/統計発表予定/中国ベースメタル貿易統計/中国関連経済統計/中国鉄鉱石・鉄鋼製品在庫/ビジネスへのヒントなど、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
【MRA商品レポート for MANAGEMENT】について