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強気の米石油統計を受けて上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年8月29日 第1595号

◆昨日のエネルギー市場総括


「強気の米石油統計を受けて上昇」

米石油統計は市場予想を上回る在庫減少。
米石油統計は原油在庫が▲10.0MB(市場予想▲2.9MB、前週▲2.7MB)、ガソリンが▲2.1MB(▲0.1MB)、ディスティレートが▲2.1MB(+1.2MB、+2.6MB)と市場予想比で強気な内容だったことは、原油価格の上昇要因に。

英ジョンソン首相 英議会閉会を決定。
英ジョンソン首相はエリザベス女王に英議会の休会を要請、これが承認されハードブレグジットへの懸念が強まったことは市場参加者のリスク回避姿勢を強め、リスク資産価格の下落要因となった。

中東不安の緩和期待。
トランプ大統領は「条件が整えば」イランと面談することを肯定、仏マクロン大統領もイランと米国の仲介に意欲を示すなど、交渉進捗への期待が高まったことは、供給懸念を後退させエネルギー価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「弱めの米統計とドル高進行で軟調も政策期待が下支え」

米GDP改定値は小幅な悪化となる見込み。
過去の指標ではあるが市場参加者が比較的敏感に反応する米GDPは市場予想が前期比年率2.0%(速報+2.1%)と減速見込みであり、広く景気循環銘柄価格の下押し要因に。

欧州不安拡大懸念を受けたドル高進行。
10月末の英ブレグジットが無秩序なものになる可能性は極めて高くなっており、ポンド安・ユーロ安・ドル高を進行させ、ドル建て資産価格の下落要因に。またブレグジットの影響がEUの他国に及びEU存続懸念が意識されることも価格を押し下げ。

米統計減速を受けた金融緩和期待。
FRBパウエル議長は先々の追加利下げを否定しておらず、米中対立が金融市場を混乱させるリスクが高まっている状況下、市場はある意味「勝手に」金融緩和を意識しておりこのことがインフレ資産価格を下支えする見込み。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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