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米原油在庫大幅減少とFOMCを受けたドル高でもみ合い
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年8月1日 第1583号

◆昨日のエネルギー市場総括


「米原油在庫大幅減少とFOMCを受けたドル高でもみ合い」

米石油統計は市場予想を上回る原油在庫減少。
米石油統計は原油在庫が▲8.5MB(市場予想▲2.7MB)と、市場予想を上回る減少となり、石油製品在庫の水準も低下したことはエネルギー価格の上昇要因に(原油在庫の減少は、ハリケーンの影響軽減による生産回復はあったが、輸入減少が継続した影響が大きい)。

FOMCを受けたドル高の進行。
注目のFOMCでは予想通り▲25bpの利下げが決定された。しかしFOMC後のパウエル議長の会見では持続的な利下げを否定するような発言があり、それが市場の利下げ期待を後退させ、ドル高が進行したことはインフレ系資産価格の下落要因に。

米シカゴ購買部協会指数は大幅な悪化。
米ISM製造業指数、GDPの先行指標であるシカゴ購買部協会指数は44.4(市場予想51.0、前月49.7)と大幅に減速、米景気の先行き懸念が強まったことは景気循環銘柄価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「強弱材料混在でもみ合い続く」

米ISM製造業指数は改善の見込み。
米GDPの先行指標であるISM製造業指数は52.0(前月51.7)と改善見込みであり、景気循環銘柄価格の上昇要因に(ただし、シカゴ購買部協会指数が大幅に悪化しており、予想外に悪化する可能性も)。

FOMCを受けた緩和期待の一巡。
FOMCでは市場予想通り▲25bpの利下げが決定され、今後の利下げについても否定しなかったが、FRBパウエル議長は利下げサイクル入りを否定したため緩和を期待していた市場参加者のリスクテイク意欲が後退、リスク資産価格の下落要因に。

米中通商交渉は目立った進捗なく。
米中通商交渉が再開されたものの、目立った進捗がなかった模様であり、今後も両国の対立が続くとみられていることは、リスク資産価格の下落要因に(ただし以前ほど、この材料がリスク資産価格に与える影響は大きくなくなっている)。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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