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ドル高進行と米中交渉難航懸念で下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年7月31日 第1582号

◆昨日のベースメタル市場総括


「ドル高進行と米中交渉難航懸念で下落」

米統計改善やハードブレグジットを意識したドル高。
米経済統計が市場予想よりも強い内容になったことや、英ジョンソン首相と面談したスコットランドスタージョン首相が「ジョンソン首相はハードブレグジットを志向している」と発言したことでドル高が進行、ドル建て資産価格の下落要因となった。

トランプ大統領発言を受けた米中交渉への懸念。
トランプ大統領は米中通商交渉を巡る中国の対応に不満を表明、合意に至らない可能性を示唆したことで市場の楽観ムードが後退、中国の需要減少観測が強まったことは非鉄金属価格の下落要因となった。

米消費者信頼感指数は大幅な改善。
米個人消費や景気動向に対する説明力が高いコンファレンスボード諸費者信頼感指数は135.7(市場予想125.0、前月124.3)と大幅な改善となり、米国の需要増加観測が強まったことは非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉難航、ドル高、PMI低迷で下値余地探る」

米中通商交渉は再び難航か。
米中通商交渉の閣僚級会合が本日開催されるが、米国が華為技術に対する制裁を解除するとは考え難く、中国も米国側の要求を呑むとは考えにくいため難航が予想され、景気循環系商品価格の下落要因に。

欧州情勢不安・良好な米統計を受けたドル高進行。
米経済統計に比較的強いものが目立つことや、英ジョンソン首相と面談したスコットランドスタージョン首相が「ジョンソン首相はハードブレグジットを志向している」と発言したことでドル高が進行、ドル建て資産価格の下落要因に。

中国製造業PMIは低迷の見込み。
中国の製造業PMIは49.6(前月49.4)と前月から改善の見込みだが、閾値の50を下回るため非鉄金属価格の下落要因に(バルチック海運指数の上昇で50以上に回復する可能性はあるが、鉄鉱石・石炭の在庫減少によるテクニカルな上昇の可能性が高くさほど力強い回復にはならない見込み)。


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