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ECB会合を受けた実質金利上昇とドル高で下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年7月26日 第1579号

◆昨日のベースメタル市場総括


「ECB会合を受けた実質金利上昇とドル高で下落」

ECB会合を受けたドル高進行。
ECBは緩和姿勢が示されたがほぼ市場が予想通りであり、むしろ欧米長期金利の上昇につながり、さらに米国金利の方が上昇、ドル高が進行したことはドル建て資産価格の下落要因に。

米コア資本財受注は予想外の改善。
米製造業の設備投資の先行指標であるコア資本財受注は前月比+1.9%(市場予想+0.2%、前月+0.3%)と予想外の大幅改善となり、米景気への懸念が後退したことは景気循環銘柄価格の上昇要因に。

米中協議再開を受けた制裁解除への期待感。
米中首脳会談を経て米中閣僚級協議が今月から再開される見通しとなり、中国への制裁が緩和されるのではとの期待感が高まっていることは、非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米GDP減速とそれに伴う金融緩和観測でもみ合い」

米GDPは減速の見込み。
過去の指標であるが商品価格への説明力が高い米GDP速報は前期比年率+1.8%(前期+3.1%)と減速見込みであり、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米GDPを受けた金融緩和観測の強まり。
米GDPは前期から大幅に減速見込みであるが、これを受けて米国の金融緩和期待が強まることはドル安を進行させドル建て資産価格の上昇要因に(なお、7月は▲25bpの利下げの可能性が高く、「それ以降の追加利下げ」の可能性が高まる形でのドル安)。

投機筋の買戻しの可能性。
米中貿易戦争を受けた景気の先行き懸念から、投機筋の非鉄金属のポジションは概ねネット売り越しとなっていたが、米中交渉再開や欧米の金融緩和方針を受けて買戻しが入りやすい地合いにあることは、非鉄金属価格の上昇要因に。


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