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ドル安進行と実質金利低下で上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年7月25日 第1578号

◆昨日のベースメタル市場総括


「ドル安進行と実質金利低下で上昇」

欧米金利差縮小を受けたドル安の進行。
欧米の経済統計が悪化したが、朔日は欧州金利よりも米国金利の低下幅が大きかったことからドル安が進行、ドル建て資産価格の下落要因となった。

実質金利の低下。
米国の製造業PMIが市場予想を上回る減速となり、閾値である50まで低下したことは景気への懸念を強め、長期金利が低下、実質金利が低下したことはインフレ資産価格の上昇要因に。

LME指定倉庫在庫の減少は継続。
景気減速懸念が強まっているが、LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続しており、非鉄金属価格の下支え要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「ドル高進行と米統計減速で軟調」

ECB会合での金融緩和方針を受けたドル高の進行。
本日の会合では次回会合での金融緩和への下地作りが行われると見られているが、予想外に金融緩和の一連のパッケージが示される可能性はあり、その場合はユーロ安・ドル高が進行し、ドル建て資産価格の下落要因に。

米コア資本財受注は減速の見込み。
米製造業の設備投資の先行指標であるコア資本財受注は前月比+0.2%(前月+0.5%)と減速見込みであり、景気循環系商品価格の下落要因に。

LME指定倉庫在庫の減少は継続。
景気減速懸念が強まっているが、LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続しており、非鉄金属価格の下支え要因に。


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