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米製品出荷減速を受けて下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年7月25日 第1578号

◆昨日のエネルギー市場総括


「米製品出荷減速を受けて下落」

米石油統計は製品出荷が急減速。
米石油統計では原油在庫の減少が確認されたものの、石油製品の出荷減速が確認され、米国景気の先行き懸念が強まったことは、原油をはじめとするエネルギー価格の下落要因となった。

欧米金利差縮小を受けたドル安の進行。
欧米の経済統計が悪化したが、朔日は欧州金利よりも米国金利の低下幅が大きかったことからドル安が進行、ドル建て資産価格の下落要因となった。

中東情勢の悪化懸念。
イラン革命防衛隊は英国のタンカーを拿捕したことを表明、同時に米軍はサウジアラビアに駐留再開を決定、イランは米CIAのスパイを逮捕・処刑を示唆するなど、中東の地政学的リスクが高まっていることは原油価格の上昇要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「ドル高進行と米統計減速で下値余地探る」

ECB会合での金融緩和方針を受けたドル高の進行。
本日の会合では次回会合での金融緩和への下地作りが行われると見られているが、予想外に金融緩和の一連のパッケージが示される可能性はあり、その場合はユーロ安・ドル高が進行し、ドル建て資産価格の下落要因に。

米コア資本財受注は減速の見込み。
米製造業の設備投資の先行指標であるコア資本財受注は前月比+0.2%(前月+0.5%)と減速見込みであり、景気循環系商品価格の下落要因に。

中東情勢の悪化懸念。
イラン革命防衛隊は英国のタンカーを拿捕したことを表明、同時に米軍はサウジアラビアに駐留再開を決定、イランは米CIAのスパイを逮捕・処刑を示唆するなど、中東の地政学的リスクが高まっていることは原油価格の上昇要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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