ドル高と景気への懸念で軟調も供給不安が支え
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)
2019年7月9日 第1568号
◆昨日のエネルギー市場総括
「ドル高と景気への懸念で軟調も供給不安が支え」
米利下げ期待の後退を受けたドル高進行。
米雇用統計のみの改善、ともいえなくはないが少なくとも雇用環境はまだそこまで悪くなく、7月利下げの可能性が100%ではなくなったことは。インフレ系リスク資産価格の下落要因に。
世界景気の減速懸念の強まり。
米雇用統計は予想を上回る雇用者数の増加となったが、ISM製造業・非製造業指数や各国の製造業PMIは減速感を強めており、景気が下りのエスカレーターに乗った状態にあることは、景気循環系商品価格の下落要因に。
中東情勢悪化に伴う供給懸念。
イランは低濃縮ウランの貯蔵量が核合意の上限を超えたと発表、原子炉の再稼働を目指してウランの濃縮度を5%に高めるとしており、米国との対立が強まる可能性があることは、原油価格の上昇要因に。
◆今日のエネルギー市場見通し
「強弱材料混在でもみ合い」
世界景気の減速懸念の強まり。
米雇用統計は予想を上回る雇用者数の増加となったが、ISM製造業・非製造業指数や各国の製造業PMIは減速感を強めており、景気が下りのエスカレーターに乗った状態にあることは、景気循環系商品価格の下落要因に。
米連銀総裁発言を受けた金融政策の思惑。
米雇用統計のみの改善、ともいえなくはないが少なくとも雇用環境はまだそこまで悪くなく、7月利下げの可能性が100%ではなくなったことは。インフレ系リスク資産価格の下落要因に。
中東情勢悪化に伴う供給懸念。
イランは低濃縮ウランの貯蔵量が核合意の上限を超えたと発表、原子炉の再稼働を目指してウランの濃縮度を5%に高めるとしており、米国との対立が強まる可能性があることは、原油価格の上昇要因に。
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