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中国金融緩和と米利上げペースの鈍化期待で買戻し上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年1月8日 第1460号

◆昨日のベースメタル市場総括


「中国金融緩和と米利上げペースの鈍化期待で買戻し上昇」

中国人民銀行の金融緩和。
構造的な景気減速に米国の制裁が加わり、景気への懸念が強まっている中国は、人民銀行が▲1.0%の預金準備率引き下げを決定、景気刺激を強化していることは景気循環銘柄価格の上昇要因に。

米金融政策柔軟化期待を受けたドル安の進行。
先週のFRBパウエル議長が利上げを一時停止する可能性について言及したことや、昨日発表されたISM非製造業指数が市場予想を下回る減速となったことでドル安が進行したことはドル建て資産価格の上昇要因となった。

LME指定倉庫在庫の減少継続。
固有の手掛かり材料に乏しい中、LME指定倉庫在庫がすべての非鉄金属で減少したことは、統計上の需給タイト化観測を強め、非鉄金属価格の上昇要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「景気の先行き懸念は根強いが景気刺激策期待が価格を押し上げ」

世界銀行経済見通しは下方修正か。
市場参加者の注目が景気自体に移る中、IMF・OECDと並び市場参加者の景気判断材料となる世界銀行の見通しは下方修正の可能性。昨年6月の前回報告書では2019年の世界成長率予想は3%、20年は2.9%予想となっていた(下方修正・上方修正幅に注目)。

米中貿易交渉での制裁一部緩和期待。
米中の貿易交渉が再開され、トランプ大統領は進捗に自信を示しており、中国も一部譲歩する可能性が指摘されており、一時的に米国の制裁が一部緩和されるとの期待が高まっていることは景気循環系商品価格の上昇要因に(ただし制裁は緩和されたとしても継続の公算)。

米国の利上げペースの鈍化期待。
FRBパウエル議長は足元の景気減速を受けて金融政策姿勢の柔軟化方針を発表、先週の雇用統計を見るに利上げは継続するもののその回数が3回にはならないとの見方が強まっていることはドル安を通じてドル建て資産価格の上昇要因に。


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