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中国貿易統計の悪化とテクニカルな売り圧力で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年1月15日 第1463号

◆昨日のエネルギー市場総括


「中国貿易統計の悪化とテクニカルな売り圧力で軟調」

中国貿易統計の減速。
構造的な景気減速に米国の制裁が重なり、減速が懸念されていた中国の貿易だが輸入・輸出とも前年比マイナス(いずれもドルベース)となり、同国の景気が減速していることが確認されたことは景気循環銘柄価格の下落要因となった。

テクニカルな売り圧力の強まり。
年初からOPEC減産などを材料に買戻しが入っていたが、アルゴリズム売買による買戻しの可能性も高く、その場合移動平均などのチャートの節目が意識されやすい。足元WTI・Brentとも50日移動平均線が抵抗線として意識されており売り圧力となった。

OPECプラスの減産開始に伴う需給改善期待。
1月からOPECプラスの減産が始まっており、需給バランスの改善期待が強まっていることは、原油価格の下支え要因となった。

◆今日のエネルギー市場見通し


「リスク回避の動きの強まりで軟調」

英国議会のEU離脱案は否決に伴うリスク回避の動き。
本日、英政府がEUと合意した離脱案の議会採決が行われるが否決される可能性が高く、その場合来週までに代替案を出すか、場合によると総選挙になる可能性も高くBrexit問題の先行き不透明感が強まることはリスク資産価格の下落要因に。

ニューヨーク連銀製造業指数は減速の見込み。
構造的な景気減速に米国の制裁が重なり、減速が懸念されていた中国の貿易だが輸入・輸出とも前年比マイナス(いずれもドルベース)となり、同国の景気が減速していることが確認されたことは景気循環銘柄価格の下落要因となった。

中国の景況感悪化。
構造的な景気減速に米国の制裁が重なり、減速が懸念されていた中国の貿易だが輸入・輸出とも前年比マイナス(いずれもドルベース)となり、同国の景気が減速していることが確認されていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。


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