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中国の景気対策実施と供給不安で買戻し
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年1月24日 第1470号

◆昨日のベースメタル市場総括


「中国の景気対策実施と供給不安で買戻し」

中国の中小企業支援策の実施。
中国人民銀行は中小企業向けの銀行融資を促す目的で中期貸出制度(MLF)を用いて2,575億元(約4兆円1,400億円)を供給、経済対策が今後も加速するとの期待が高まったことは工業金属価格の上昇要因となった。

供給不安を受けたベンチマークである銅価格の上昇。
チリの国営CodelcoはChuquicamataとSalvador鉱山の精錬所再稼働が2月になり、環境基準を満たすのが3月、供給が▲21万8,000トンの減少になるとの見通しを示したことは非鉄金属のベンチマークである銅価格の上昇を通じて非鉄金属価格の上昇要因に。

米中貿易交渉は進展していないとの見方。
年初の協議で一定の進捗が期待されていたが、交渉の詳細が発表されない上、中国側が提示した提案を米国が拒否したと伝えられるなど、先行き不透明感が強まっていることは景気循環銘柄価格の下落要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「強弱材料混在でもみ合い」

中国政府による景気刺激策への期待。
習近平国家主席は景気の減速を受けて共産党が「危機的な状況に直面している」と発言、鉄道・電線網向け投資、住宅市場規制の一部緩和や金融緩和(預金準備率の引き下げ、短期市場での資金の潤沢な供給など)を実施する見込みであり非鉄金属価格の下支え要因に。

米製造業PMIは減速の見込み。
米GDPの先行指標の1つである製造業PMIは53.5(前月53.8)と減速見込みであり、景気循環銘柄価格の下落要因に(サプライズ指数はマイナス圏で再び低下しており予想よりも統計が弱く出る可能性は高い)。なお、欧州製造業PMIは51.4(51.4)、ドイツは51.5(51.5)と横這い見込み。

米中貿易交渉は進展していないとの見方。
年初の協議で一定の進捗が期待されていたが、交渉の詳細が発表されない上、中国側が提示した提案を米国が拒否したと伝えられるなど、先行き不透明感が強まっていることは景気循環銘柄価格の下落要因となった。


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