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米中貿易交渉の進展期待で総じて上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年1月30日 第1474号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中貿易交渉の進展期待で総じて上昇」

ムニューシン財務長官中国への譲歩を示唆。
ムニューシン財務長官は、「中国が貿易面で譲歩を示せば、すべての関税の撤廃を目指す可能性がある」と米中緊張の緩和を意識させるような発言をしたことは、リスク資産価格の上昇要因となった。

米消費者信頼感指数は大幅な減速。
米景気先行指標として重要な消費者信頼感指数は、120.2(市場予想124.0、前月126.6)と大幅に減速。この数値が前年比でマイナスになるとリセッション入りとなるがまだそこまでの減速になってはいないものの大幅な減速は景気循環銘柄価格の下落要因に。

英議会は英政府のEU離脱修正案を否決。
英議会は英政権のEU離脱期限延期に関する提案を否決、EUとの再交渉に関する提案を可決、EUと再交渉が確定したが、EUは再交渉には応じない構えでありハードBrexitの懸念が強まったことはリスク資産価格の下落要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉や株価上昇を受けて上昇もBrexit懸念が重石」

米中貿易交渉進展期待。
ムニューシン財務長官は、「中国が貿易面で譲歩を示せば、すべての関税の撤廃を目指す可能性がある」と米中緊張の緩和を意識させるような発言をしたことは、リスク資産価格の上昇要因に。

企業決算を受けた株価動向。
米中貿易交渉の進展期待や、企業決算が良好であることで市場参加者のリスク許容度の指標である株価が戻りを試す動きとなっており、リスク資産価格の上昇要因に。本日は、マイクロソフト、FB、マクドナルド、AT&T、テスラなどの決算発表が予定されている。

英EU離脱を巡る混乱懸念。
英議会は英政権のEU離脱期限延期に関する提案を否決、EUとの再交渉に関する提案を可決、EUと再交渉が確定したが、EUは再交渉には応じない構えでありハードBrexitの懸念が強まっていることはリスク資産価格の下落要因に。


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